沖縄・金武町でキャンプを行っている浦和のDF岩波拓也(27)が26日、オンライン取材に応じ、チームの大黒柱となることを誓った。
尊敬する先輩から熱い思いを受け取った。このオフに神戸に移籍したDF槙野智章(34)から「レッズを頼んだぞ」と声を掛けられた。槙野は自身と同じくセンターバックを主戦場とし、ピッチ内外で盛り上げ役としてチームをけん引してきた。岩波は「総合的に見てまだまだセンターバックとして及ばないと思っていた」と心からのリスペクトを送りながら、浦和での4年間をともに過ごした。
「僕にとっては尊敬でいる選手、人間でもあったし、公私ともに仲良くしていただいて寂しさはある」
「同時にプロの世界の厳しさも知った。槙野くんやウガくん(宇賀神友弥)もそうだが、ここでプレーできる喜びを大きく感じていたと思うし、ここでサッカーできることはすごく楽しいことなんだと二人からたくさん教わった。だからこそ、自分もいろんな選手にそれを伝えたい」
今オフには槙野や宇賀神だけでなく、札幌の期限付き移籍したFW興梠慎三(35)や現役を引退したMF阿部勇樹(40)らが去った。「上の選手がたくさんいなくなって、自分がやらないといけないという責任もある。あの人たちに『自分たちが抜けて苦しんでいるレッズ』を見せられない。そういう意味でも今年は昨年、一昨年よりも勝負の一年になる」。岩波にとって、先頭に立って覚悟を示し続けるシーズンになる。
2022年01月26日 13時47分