ロックバンド「くるり」の岸田繁(50)が2日、公式Xを更新し、ホルン奏者の米﨑星奈と結婚したことを発表した。
「このたび、私たちは結婚することになりました」と報告。「これからもどうぞよろしくお願いします」と連名の文書を公開した。
また、同日に自身のnoteでも結婚を報告。2017年に京都で出会い、昨年から交際を始めたと明かし、「生活や人生のことを、隣で一緒に考えているだけで幸せを感じられる。そんな人と家族になれることを、心から嬉しく思っています」など、喜びをつづった。
≪以下本人のnoteから全文≫
結婚することになりました。
お相手はホルン奏者の米﨑星奈さんです。
とても素晴らしい人です。私たちはとても嬉しく、幸せな気持ちです。
星奈さんとは、2017年の京都音楽博覧会の現場で出会いました。
リハーサルで彼女のホルンの音色に一聴惚れし、終演後に「良い音だねぇ」と声を掛けたことを覚えています。
コロナ禍のさなか、『潮風のアリア』という曲を書きました。どうしてもホルン・アンサンブルが欲しくなり、彼女に連絡を取りました。楽曲の風景を決定づける、素晴らしい演奏をしてくれました。
誠実で努力家、寡黙な彼女とは、当初多くを語り合ったわけではありません。一緒に仕事をするなかで、その演奏技術はもちろんですが、音楽への向き合い方、考え方に共感することが多く、信頼できる音楽家として演奏機会を共にすることがありました。
その後も、くるりのレコーディングや劇伴制作に参加してもらい、近年は私が作ったスコアの浄書や手直しを手伝ってもらうことが多くなりました。彼女も仕事をきっかけに、くるりの音楽のことを好きになってくれたようです。
星奈さんは、関西を中心に、様々なプロ・オーケストラの演奏会に、主にセカンド・ホルン奏者として参加しています。技術と経験を積み重ね、一つひとつの仕事に誠実に向き合ってきた音楽家です。家でもほぼ毎日、ホルンの基礎練習をしています。
もともとクラシック音楽が好きだった私は、それらの演奏会にもしばしば足を運ぶようになりました。彼女や共演する音楽家たち、現場を支えるスタッフの仕事に触れ、自分とは異なる音楽の現場から、私は多くのことを学んでいます。
仕事を通じて出会った私たちは、やがて音楽以外のことも色々と話すようになり、昨年より交際を始めました。日々の暮らしや、これまでの人生、これからのことなど、いろいろ話を重ねるなかで、一緒に過ごす時間が大切なものになっていきました。
彼女はクラシックの演奏家ですが、ブラック・サバスやエルトン・ジョン、ビートルズが大好きで、家ではそんな音楽の話でも盛り上がります。一緒に料理をしたり、美味しいものを食べに行ったりすることも楽しんでいます。
二人とも広島東洋カープのファンですが、まだ一緒に球場へ応援に行ったことはありません。それも、これからの楽しみです。
私にとって彼女は、尊敬する音楽家であり、親友のひとりであり、恋人でもあり、とても賢明な相談相手でもあります。そして、心優しい人です。
私は50歳になりました。私も星奈さんも、初婚ではありません。これまで、それぞれの人生を歩んできました。
以前の結婚や家族については、私たちだけに関わる話ではないため、詳しくお話しすることは控えます。子どもたちを含む家族への直接の問い合わせや、私生活についての憶測の拡散はお控えいただき、それぞれの生活を尊重していただければと思います。
私はこれまで、多くの方々に出会い、支えられてきました。そのことへの感謝は、今も変わりません。
音楽を作り演奏するなかで、私はひとりではないのだ、と思える瞬間がたまにあるのですが、星奈さんと過ごすうちに、音楽家としてだけではなく、一人の生活者としてもそう思えるようになりました。
生活や人生のことを、隣で一緒に考えているだけで幸せを感じられる。そんな人と家族になれることを、心から嬉しく思っています。
私は京都、彼女は明石で生まれ育ちました。この一年ほど、拠点にしている丹後ではもちろん、それ以外の地域、それぞれの活動の場においても私たちは多くの友人たちに恵まれました。感謝は尽きません。
出会った方々には、私たちをそれぞれひとりの人間として付き合ってもらい、二人でいることを自然に受け止めてもらっています。そのことが嬉しく、とても居心地よく感じています。
これからは、それぞれの仕事を大切にしながら、丹後と京都を行き来する暮らしになりますが、まだまだフッ軽なので行ったことのない国なんかにも行ってみようと思います。
私は星奈さんと一緒に演奏することも大好きです。音楽家で良かった、と思えます。
50年生きてきて、こんな良い出会いがあるんだなぁとしみじみ思います。
お互いの仕事と人生を尊重しながら、二人で日々の幸せを育てていこうと思います。
追記
私はこれまで、くるりのソングライター/フロントマンとして、常に新しい創作へのモチベーションを持ち、細く硬く長くやってきました。気がつけば、30年が過ぎました。
相棒の佐藤征史はもちろん、いろんな方々との出会いが、私に大きなインスピレーションを与えてくれました。
そして星奈さんとの出会いは、私にとってとても大きなものでした。同じ音楽家でもある彼女と支え合いながら、これからも私らしく、音楽を作り続けていこうと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
岸田は京都府京都市出身。立命館大学時代に音楽サークルに入部しバンド活動を開始。1996年9月、アマチュアバンドコンテストに出演するためバンド名を「くるり」と命名し、優勝を機に活動を本格化させた。2000年5月に一般女性と結婚し後に離婚している。
米崎は兵庫県明石市出身。13歳からホルンの演奏を始め、京都市立芸術大学音楽学部を卒業。現在はフリーランスのホルン奏者としてオーケストラや室内楽、レコーディングなどで活動している。
2026年11月02日 18時47分