タレント・武井壮(53)が20日、ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(月~木曜後1・00)にゲスト出演。NHK「ファミリーヒストリー」(火曜後7・30)の制作の舞台裏について語った。
武井は先月22日放送のNHK「ファミリーヒストリー」に出演。武井の両親は、武井が9歳の時に離婚。それ以来、母と会うことはなかったという。離婚後父と兄、武井の3人で生活も、父があまり家に帰ってこなかったため苦労をしながら兄弟で力を合わせて暮らしてきたが、その最愛の兄もがんのため24歳で死去。
番組では、母の故郷へ取材に行ったが、昨年76歳で亡くなっていたことが分かった。だが、33年前に知り合った男性と再婚したという。その壮絶な人生に、多くの反響が寄せられた。
パーソナリティーの「ナイツ」の塙宣之が「凄いっすね、NHKの取材力」と感心すると、武井は「NHKの取材力ね。半年以上いろいろ探っていただいて。僕は別に母親の件に関しては“あんまり触れないでいいです”って伝えてたんですよ。“もう会わないと思うんで”みたいなことを言ってて」と告白。「正直、会いたいという思いよりも、“どんな人かは知りたい”っていうのがあって。亡くなっちゃったお兄ちゃんは“母ちゃんに会いたい、会いたい”って言いながら死んでいったもんで、できれば兄ちゃんのところに墓参りでも行ってくれたらぐらいの気持ちがあったんですよ」と明かした。
「僕はもう“1人でやってこう”って決めた日があったんで、そこから会うより、母ちゃんが幸せに暮らしていてくれたらいいと思っていたんです。別れた後もずっとひもじい思いして暮らして、寂しい思いして暮らしているとかだったら、“もしそんなんだったら教えてください”って伝えていたんですよ。全く分かんなかったんで。結果、去年にお亡くなりになってたっていうことが分かって」とした。
「スタッフの方も“どうしよう”ってなったらしいんすよ。マネジャーにも“どうしようか”みたいな相談をして、僕には伝えられない、本番一発で見せられるものなんで」と説明。「でも、母親が三十何年一緒に暮らしてた旦那さんがいらっしゃって。彼は僕らが子供だってこととか、彼女が子供がいるってことを知らないまま暮らしてた。内緒にしてたというか。新たな人生をたぶん歩もうとしてたんでしょうね、やっぱり子供と引き離されて、つらい思いがあったんだろうから。そういうのも僕はなんとなくそうじゃないかと思っていたので“もし幸せに暮らしてたら会うつもりはない”って僕は伝えていたんです」と振り返った。
「しかも旦那さんが最初は取材を拒否されたんですよ。“僕みたいなのが出てもしょうがないんで。でお子さんいるのも知らなかったんで、お断りします”って。その後僕がSNSで投稿した文章を読んでくださって。僕は母親に関する文章1個だけ載せてたんですよ、SNSに」とブドウ味のアイスの母との思い出を振り返り、「そんなことをいまだに覚えているぐらいだから、一緒に暮らしていない母ちゃんも覚えているかもしれない。“もし幸せに暮らしてるならそんなことは忘れておくれよ”みたいな。“俺はなんか優しくしてもらった記憶しかないんだ”っていう(内容を書いた)」とした。
「写真はなかったらしいんですけど、思い返してみたら“そういえば遺品整理の時に、なぜか武井さんの写真が2枚入ってた”と。たぶん処分しちゃったんですよ。“ファンだったのかな”とかぐらいに思っていたんだと。でもよくよく考えてみたら、息子さんの写真だったんだっていうのに気づいて、“私には三十何年一緒にいた妻のことを武井さんに伝える義務がある”って言ってNHKに連絡してくれて、あの番組が最後成立したという」と舞台裏を明かした。
2026年10月20日 17時04分