目指すは「北の大将」だ――。日本ハムからドラフト2位指名を受けた九州国際大付・牟礼(むれ)翔外野手(18)が24日、北九州市内の系列大学で指名あいさつを受けた。高校通算36本塁打を誇る将来の大砲候補。同じ名前で、かつて球団の4番を務めた中田翔氏(37)のようなスラッガーを目指すことを誓った。
18歳とは思えない、堂々としたたたずまい。時折見せる牟礼の鋭い眼光に、かつて球団の主軸を務めたスラッガーの影が浮かんだ。系列の九州国際大で、大渕隆スカウト部長らから受けた指名あいさつ。未来の大砲候補は、目指す打者像をこう明かした。
「やっぱり、中田翔さんみたいな、結果を残して応援される選手になりたい」
名前は「翔」。日本ハム、巨人、中日で活躍した中田氏と同じで、幼少期からシンパシーを感じていたという。牟礼は「名前も同じ。僕もジャイアンみたいな感じだったので。性格も似ているんじゃない?みたいな」と振り返る。小学時代は自然と中田氏の打撃動画をチェックするなど、次第に憧れの選手になっていった。
通算309本塁打を誇った同じ右打ちの主砲のように、豪快なアーチはもちろん、広角に打つ柔らかさも兼ね備える。入団時の中田氏も知る石本努担当スカウトは「アーチストは高々と放物線を描くが、牟礼君の場合はライナーなんですよ。実は中田翔もそのタイプだと僕は思っていて」と重ね合わせた。50メートル6秒1の俊足外野手でもあり「打って守れる選手になってほしい」と、期待を込めた。
中田氏がプロ初本塁打を放ったのは高卒3年目だった。「レフトへのホームランでしたよね」と、牟礼はニヤリと笑う。「やっぱり1年目から出ないと始まらない。早い段階で出られるように頑張りたい」。かつて「大将」の愛称で愛された中田氏でもできなかった、ルーキーイヤーからの活躍を描いた。(清藤 駿太)
◇牟礼 翔(むれ・しょう)2008年(平20)7月14日生まれ、岡山県出身の18歳。陵南小1年からソフトボールを始め、吉備中では陸上部に所属しながら「ヤンキース岡山Young」でプレー。福岡・九州国際大付では1年春からベンチ入り。2年秋の明治神宮大会では山梨学院との準々決勝で本塁打をマークした。甲子園出場なし、高校通算25本塁打。1メートル81、96キロ。右投げ右打ち。
2026年10月25日 07時42分