パリ五輪柔道金メダルの角田夏実さん(34)が26日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜前11・30)にゲスト出演し、寝技を極めるきっかけについて語った。
24年のパリ大会には、48キロ級で出場した。得意の巴投げから、流れるような寝技への展開で、相手を翻弄。圧倒的な強さで世界の頂点に立った。
高校で柔道からは引退する意思を示していたが、恩師から現役続行を強く勧められて翻意。強豪校ではない大学で、柔道を続けることにした。練習後に仲間とファミレスに行くなど、これまでのストイックさとは違う楽しみとともに、柔道を続けていた角田さん。「気がついたら、だんだん自分が弱くなっていっていたり」。力が落ちた実感はあったという。
そんな中、合宿や大会で、かつての対戦相手に会ったことが、角田さんの心に再び火を付けた。「高校の時に一緒に戦っていた子たちが、どんどん伸びていって、キラキラしているなって。私だけ置いて行かれているなって悔しさが…。このままじゃダメだな。もう1回頑張りたいって思って」。そんな時に出合ったのが、柔術だった。
「ちょうど大学のOBの方に、柔道部を卒業して柔術をやられている方がいて。その先輩が、練習で柔道場を使っていない時に、柔術の人を集めて練習していたんです。“私もそれに参加させてもらいたい”っていうので。参加し始めてから、寝技がメキメキと。柔道の寝技が強くなっていって」
柔術は寝技や関節技、絞め技などを駆使する武術。習った効果はてきめんだった。「かなり技術を身につけることができて。大学3年生の時に、全国の学生の大会で優勝できたんです。全部、寝技で勝ったんです。本当に顕著に出てくれて」と明かし、「柔術に出合ったことで勝ち切れた」とも語っていた。
2026年10月26日 16時49分