ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)とコルソン・モンゴメリー内野手(24)は、ともに圧倒的な長打力を持つ一方、三振が極端に多い打者だ。
米大リーグ移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は25日、24歳の遊撃手モンゴメリーの今季を分析し、長打力に依存する打撃スタイルの危うさを指摘した。
その中で、同僚の村上との興味深い比較を紹介している。モンゴメリーは今季153試合に出場し、打率.197、31本塁打、87打点を記録。本塁打と打点はいずれもア・リーグの遊撃手でトップだった。守備でも平均的な選手より10個多くアウトを奪うOAAプラス10を記録し、攻守合わせた貢献度を示すFWARは2.8だった。
しかし、三振率35.6%は規定打席到達者でメジャーワースト。2番目に悪かったのが村上の35.4%だった。打率もモンゴメリーが.197、村上が.207と、両者はよく似た成績を残した。
決定的な違いは選球眼だった。村上は四球率16.6%を記録し、打率が2割そこそこでも出塁率.347を確保。打者の得点創出能力を示すWRC+は129と、リーグ平均を29%上回った。一方、モンゴメリーの四球率は8.5%、出塁率は.282にとどまり、WSRC+は91。31本塁打を放ちながら、打撃面では平均以下の評価となった。
同サイトは、モンゴメリーの打撃が長打力に依存しすぎていると分析。前年の29.2%から三振率が大幅に悪化した背景には、投手がストライクゾーン内への投球を減らす一方、本人がボール球に手を出す割合を増やしたことがあると指摘した。特にフォーシームへの対応が悪く、同球種に対する打率はわずか.154だった。
記事では、モンゴメリーをかつての強打者ジョーイ・ギャロに似たタイプと評価。三振が多くても本塁打で補う打撃スタイルは、長打力が低下すれば一気に価値を失う危険性があると警鐘を鳴らした。
村上もまた、メジャー1年目に35%を超える三振率を記録した。ただし、モンゴメリーとの比較は、同じように三振を重ねる長距離打者でも、四球を選ぶ能力によって打者としての価値に大きな差が生まれることを示している。
2026年10月26日 09時33分