ブルワーズで8年間プレーし、ワールドシリーズ進出を目指し続けたフレディ・ペラルタ投手が、ついに夢の舞台に立った。しかし、今度はレイズの一員として、古巣の球団史上初の世界一を阻もうとしている。AP通信が25日、複雑な立場に置かれた右腕の心境と、今季の劇的な復活を報じた。
ペラルタは2018年から8年間、ブルワーズで通算70勝42敗、防御率3.59を記録し、2度のオールスター選出を果たした。今年1月にメッツへトレードされたが、5勝9敗、防御率4.99と苦戦。7月のトレード期限にレイズへ移籍した。新天地でも当初は不振が続いたものの、その後は速球の球速を取り戻して復調。直近9先発ではチームが全勝し、その間の防御率はメジャートップの0.90。ポストシーズンでも16回2/3を投げて2失点と好投し、ア・リーグ優勝決定シリーズのMVPに輝いた。
古巣のファンとの絆も変わらない。ミルウォーキーでの第1、2戦では、敵軍の選手となったペラルタに温かい声援が送られた。「ブルペンへ向かうときも『今でも君が大好きだ』と声をかけてくれた。本当に素晴らしいこと」と感謝した。ブルワーズのパット・マーフィー監督も「本来の『ファストボール・フレディ』に戻った。チェンジアップも素晴らしい」と称賛。かつての仲間たちも、その復活を喜んでいる。
シリーズ2連敗のレイズは26日、地元トロピカーナ・フィールドでの第3戦にペラルタを先発させる。8年間ともに戦った仲間たちを相手に、今度はレイズの球団史上初の世界一を目指す。
2026年10月26日 09時32分