米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」は27日(日本時間28日)、NPBドラフト会議でソフトバンクから9巡目で指名を受け、27年のMLBドラフトでは上位指名が期待されるペンシルベニア州立大の佐藤幻瑛投手(21)が、秋季練習で圧倒的な投球を見せ、スカウトの注目を集めていると報じた。
佐藤は27年のMLBドラフトで指名対象となるため、米大学野球への挑戦を決断。同誌のドラフト候補ランキングでは、すでに上位50人に入っている。
昨年、米大学代表との対戦では、後に26年ドラフト全体1位指名を受けたロック・チョロウスキーらを相手に好投。チョロウスキーは「97~99(約156.1~159.3キロ)マイルの速球を投げ、スプリッターも92マイル(約148.1キロ)。速球にはホップ成分があり、スプリッターも球速があるのにしっかり落ちる」と、その球威に驚いていた。
ペンシルベニア州立大に加入後も好調を維持し、直近のバックネル大との対外試合では3回を投げて9三振を奪った。速球は常時90マイル台半ばを記録し、最速98マイルに達している。
同誌が特に高く評価するのがスプリッターだ。すでに平均以上の「プラス」の評価を受けており、一部のスカウトは将来的に「ダブルプラス」という最高級に近い評価に達する可能性を指摘。100マイルに迫る速球との組み合わせは、大学野球では極めて強力な武器になるという。
一方、カーブやスライダーなどの変化球を安定して制球できず、現状では速球とスプリッターの2球種に依存している点を課題に挙げた。先発として同じ打線と繰り返し対戦する際に、どこまで通用するかは未知数だ。それでも同誌は佐藤を、27年のドラフトに向けてスカウトが注目すべき、非常に魅力的な右腕と位置づけている。
2026年10月28日 08時05分