女優の松岡茉優(31)は29日、大阪市内で開かれた主演映画「男ともだち」(11月6日公開)の先行上映会で、、三島有紀子監督とともに舞台あいさつ。「人生のロードムービーのような作品」とPR。三島有紀子監督は「私は大阪・堂島生まれ。まさかこの街で“男ともだち”を観られることになるとは幸せな気持ちです」と感慨を込めた。
30歳を前に、仕事や人間関係など人生に行き詰まるイラストレータ・神名(松岡)。学生時代の男友だちと京都、富山、広島で過ごす3夜を通して1人の女性の清濁まざり合った心情と、言葉にできない男女の関係性を描く。
三島監督は「ハリウッド映画みたいに物語が大きく展開するような映画ではなくて、どちらかというと人間の感情を丁寧に感じていただくような映画にしたかった」と説明した。
撮影秘話として松岡が最初に挙げたのがラーメン店「博多長浜ラーメンみよし」でのシーン。「カットごとに湯気がつながらなくなるので、7杯食べました」と仰天エピソードを披露した。
「毎回出来たてで熱々で。後半はスタッフの皆と分け合った。このシーンが出てきたら“7杯食べたんだ”と思い出して。豚骨なのに軽くてチュルッと入ります。美味しかった」と笑わせた。
また、四条大宮―嵐山間を走る京福電鉄、通称「嵐電」での車両を1両借り切っての撮影シーン。終点の嵐山駅で停車し「十数分後に出発」と言われた。車両で待機していた松岡は「せっかく嵐山まで来て、嵐山を観ないで帰るのって…」と惜しくなり、「トイレに行ってきますって言って“脱獄”。パーッと走って行って、2つの嵐山を確認しました」と自白。時刻表を気にしていて、松岡の“脱獄”に気づかなかった三島監督は「そんなことしてた?知らなかった」と初耳エピソードに驚いていた。
撮影の大半が京都。一番印象に残った場所として松岡は「蹴上のインクライン。廃線の線路があるところ」。三島監督は「夜から行ってお芝居を作って、夜明けと同時に撮影した。贅沢ですよね」と話し、松岡は「朝日が昇る直前の淡い色合いと、蹴上インクラインが、寒かったので石が夜露に濡れて光ってるのが、宝石のようですごくきれいで。物語の最後のキッカケになる大切なシーンでした」と思い返していた。
他の出演者は成田凌、井上祐貴、中島歩、咲妃みゆ、三浦貴大、余貴美子、池畑慎之介ら。
2026年10月29日 14時51分