俳優の松坂桃李(38)が主演を務める来年2027年のNHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」(1月10日スタート、日曜後8・00)の人物デザイン監修を柘植伊佐夫氏、音楽を大間々昂(おおまま・たかし)氏が務めることが決定し10月31日、同局から発表された。
NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」などの安達奈緒子氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ通算66作目。主人公は江戸幕府の天才官僚・小栗忠順(ただまさ)。明治新政府から「逆賊」とされ、歴史の闇に葬られた幕臣を通じて激動の幕末を描く。
柘植氏は2010年「龍馬伝」で大河ドラマ史上初となる「人物デザイン監修」を企画、担当。人物造形の新たな手法を開拓した。大河への参加は「龍馬伝」「平清盛」(12年)「どうする家康」(23年)に続いて4回目。
大間々氏は映画「正体」「汝、星のごとく」、ドラマ「リブート」「ガス人間」、アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」などを担当。25年、「正体」で第48回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した。
■人物デザイン監修・柘植伊佐夫氏のコメント
素晴らしいキャストをはじめ、制作統括の勝田夏子さん、チーフ演出の西村武五郎監督、これまでもご一緒してきたスタッフや、新たにチームを組むメンバーの皆さんと、この「逆賊の幕臣」を共に制作できることを、とてもうれしく思います。本作は、私にとりまして4作目の大河ドラマとなり、2010年の「龍馬伝」以来、再び幕末を舞台とする作品に携わることでも、初心に立ち返る思いです。
この作品のビジュアルコンセプトは「渋みの華」としました。「目立たずとも、内から湧き立つ華がある」。そんな人物たちの姿を一人一人、丁寧に生み出せるよう精進いたします。視聴者の皆さまに1年間、楽しんでいただき、応援していただければ幸いです。
■音楽・大間々昂氏のコメント
学生の頃、恩師の渡辺俊幸先生に「利家とまつ」(02年)のメインテーマの楽譜を見せていただきながら、いつか自分も大河ドラマをやってみたい、と話していたのを覚えています。それから十数年が経ち、この度「逆賊の幕臣」の音楽を担当させていただくことがとても感慨深く、光栄です。
小栗忠順は、敵勢力からも後世に残るべき偉人であったと惜しまれながら斬首されました。対立や枠組み、国境を越え、日本の未来のために彼が見た夢、今の私たちに残した偉業、歴史に翻弄されながらどのように最期を迎えたのか。彼の人生に想いを馳せながら、現代とより地続きなイメージで没入感のある音楽を作りたいと思いました。
NHK交響楽団の皆さまとの共演は私にとって大きな挑戦です。指揮の広上淳一先生はじめ、すべての音楽制作を支えてくれた仲間、ミュージシャン、クリエイターの皆様に感謝いたします。
2026年10月31日 14時00分