国際サッカー連盟(FIFA)理事で日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三名誉会長(68)が5日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜後10・00)に出演。来年3月18日に開催されるFIFA会長選(モロッコ・ラバト)に立候補する意思を表明したことについて語った。
日本サッカー協会の総意かと問われ「間違いなく日本サッカー界の総意として推してくださっていると思っている」とした。現FIFA会長のインファンティノ会長は、今夏のW杯で蜜月関係にあるトランプ米大統領の介入で米国代表FWバログンの退場処分が執行猶予になるなど、政治の影がちらついた。このことには「あってはならないことだと思っています。誤審だとか、お金にまつわる不正もなかったわけではございません。明らかにあってはならないピッチの中のことが操作されるということは、恥ずかしい、そういう気持ちにもなりました」と語った。
日本人として初出馬となる。アジア人では過去に韓国の鄭夢準(チョン・モンジュン)氏、ヨルダンのアリ・フセイン氏らが立候補しているが、すべて落選している。立候補の締め切りは11月18日。出馬に必要となる5協会の推薦を集めるのはこれからだが、関係者によると、信頼関係を築いてきた東南アジア諸国や、再選を目指すインファンティノ会長に批判的な欧州各国から支持を得られる可能性が高いという。
5協会以上の支持をとりつけるメドについては「(現在進行形で)立てています。今、それをお願いしているところです。ただ、まず一番最初に日本のノミネートが受けられて、初めて他の国にお願いできるものだと思っている。早速、今日からお願いの電話をしているところですし、まずはスタートラインにつける5票を集めなければならない」とし、UEFA含めた各国の承認の見通しが立ったとの一部海外メディアの報道については「(現時点では)まったくそれはありません。これから各大陸連盟や私の知っているメンバーアソシエーションにお願いして支持をいただければと思っています」と語った。アジアサッカー連盟(AFC)はインファンティノ会長を指示することを表明しているが、「それはもうできないと思っています。インファンティーノさんを支持すると明らかに表明していますし、多くの国はインファンティーノさん支持を示していますので。私のマニフェストをしっかり示す中で支持しているようにしていきたい」と語った。
また「日本サッカーはこの30年近くの間、コツコツと少しずつではあるけど強くなってきた。長い歴史をつないできて、我々のいいところは誠実で、健全で高潔性があるという歴史は変えちゃいけない。不正とかに巻き込まれずに日本サッカー界は発展してきました。僕は誇りに思っているところですし、絶対に変えてはいけないと思っています。まさにFIFAがそうでなければいけないと思っている」と訴えた。
「出る以上は勝ちに行くことを考えていきます。一番最悪のシナリオはインファンティーノさんが(対抗馬がなく)無投票でそのまま(会長に)なってしまうことは、FIFAに自浄作用がまったくないんじゃないかとなってしまう。僕はそこは避けるべきだと思いますし、そのためにも出なきゃいけないと思いました」と強い決意を示した。
2026年11月05日 22時50分