ミュージカル「アニー」の2027年公演の最終オーディションが18日、都内で行われ、主人公アニー役にいずれも東京都の小学5年生・栗原和花(11)さんと宿谷彩禾(しゅくや・さやか)さん(11)が、約300人の応募者の中からダブルキャストで選ばれた。
上演は来年4月24日~5月10日(予定)で、東京・新国立劇場・中劇場で開幕する。
「アニー」は、1924年にアメリカで新聞連載が始まったマンガ「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」をもとに、77年に米・ブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。アメリカ演劇界で最高の栄誉と言われる「トニー賞」で、作品賞など7部門を受賞する名作として愛されている。日本では昨年で上演40周年を迎え、今年には来場者数が累計200万人を突破した。
3度目の挑戦でアニー役をつかみ取った栗原さんは涙。「今も信じきれていないんですけど、未来がパッと明るくなりました」と明るい笑顔がはじけた。今回初めて同作のオーディションを受けた宿谷さんは、「名前を呼ばれた瞬間は頭が真っ白になって、何が起きたか分からなかった」と驚いた様子。合格発表の直後には、同作の有名ナンバー「トゥモロー」を最終合格者14人で歌唱した。「『トゥモロー』を歌っている時に“私、アニーに選ばれたんだな”って思いました。お稽古と本番が楽しみ」と目を輝かせた。
演出の山田和也氏は、主役の決め手について聞かれると「栗原さんは自由自在で自然な感じが良かった。宿谷さんは落ち着いていて安定感がある」と説明。2人に向けて「42年もやっているので、たくさんのファンがいる。みんなの期待に応えようね!」と呼びかけた。
本番に向け、栗原さんは「アニーが歌う歌もいろんな種類があるので、シーンごとの歌い分けを頑張りたい」と意気込み。宿谷さんも「アニーはいろんな表情を見せると思うので、表情豊かに演じたい」とうなずいていた。
2026年10月18日 19時13分