2.5次元アイドルグループ「すとぷり」のリーダーななもり。(31)とさとみ(33)が18日、グループを卒業した。午後6時過ぎに2人がそれぞれの公式Xで表明。その直後の公式YouTubeチャンネルでの生配信にはメンバー全6人で出演して、自らの口で詳しく説明した。6月にグループ結成10周年を迎えて、8月には、その10周年記念アリーナツアーを終了。節目のビッグイベントを終えて、グループの11年目の新たなスタートのタイミングで、年長の2人がさよならした。
いつもは明るくにぎやかに始まる日曜午後8時からの生配信が、かつてない雰囲気でスタートした。ジェルがか細い声で「みなさんこんばんは、すとぷりです」と切り出したが、後が続かない。約20秒もの沈黙の末、莉犬が「はい…、あ、あっ、本日は画面の前のリスナーさん…」と言葉を絞り出して、ようやく“6人で最後の生配信”が動き始めた。
「いきなりのお知らせで、驚かせてしまってごめんなさい」(ななもり。)、「みんなの前で顔を見てお別れを言えないことはごめんなさい」(さとみ)と、視聴者へお詫びした後、それぞれの卒業への思いを語った。
ななもり。は「(10周年ツアーを見て)すとぷりって、あらためてすごいなって思えて、自分の卒業はこのタイミングしかないんじゃないか」と決断したことを明かした。2人は、何度もメンバーと話し合いをしたと明かして、ななもり。は「やりきったと思えるほどに幸せでした」と言い、さとみも「(自分の)夢も全部置いて(すとぷりに)飛び込んたことを『心の底から間違ってないよ』といえる10年でした。最高の10年間でした」と、完全燃焼での卒業であることを、説明した。
4人の同僚たちも、寂しさを隠さずに2人への思いを話した。ジェルやころんは、さとみのことを「兄弟みたいだった。お兄ちゃんみたいな存在だった」と振り返った。いつもは人一倍明るいムードメーカーのころんだが、この日ばかりは涙がこぼれた。
そして、5人全員が、グループの発起人にしてリーダーだったななもり。に「10年前に誘ってくれてありがとう。(ドームコンサートやNHK紅白歌合戦など)ここまで連れて来てくれて本当にありがとう」と、何度も何度も感謝した。
ななもり。は、すでに25年1月から、所属事務所STPRの社長業とすとぷりや後輩グループたちのプロデュース業に専念するため、すとぷりの活動は休止していた。さとみも、ワンマンライブを控えた昨年7月にグループ活動を休止。同年11月に活動復帰を果たして、10周年ツアーは出演したが、毎週日曜夜の公式生配信への出演は減らして、ソロ活動に重点を置いていた。
注目の今後については、実業家やプロデューサーの顔を持つななもり。と、すとぷり加入前から声優や俳優を志していたさとみ。それぞれ独自の得意分野や夢があるが、この日は、詳しくは話さなかった。
ななもり。は「もっと自分がやりたいことを話せるようになったら」と、後日に語ること約束。さとみも「ここからは、配信も動画もライブも、さとみ(個人)としてやっていくので、また会えることを楽しみにしています。ほかにもやりたいことの中には、時間をかけて学ぶものもあるので、じっくり取り組んで行こうと思います。それは、ゆっくり時間を紡ぎながら話していけたら」と締めた。
10年間グループを引っ張ってきた創設者と、メンバーの兄貴分だった最年長者の卒業は、当然、衝撃度は大きい。グループの装いは大きく変わりそうだが、ここ1年は、日常の生配信などを莉犬、ジェル、ころん、るぅとの4人で行っていたため、結果的には助走期間となった。「寂しい」と言いながらも、るぅとは誓った。「全身全霊で頑張っていきます。だから2人も、これからのすとぷりを見ていて」。これからも2次元と3次元をまたにかけて、縦横無尽に活動していく。
2026年10月18日 22時24分