フランス・パリ在住のフリーアナウンサーの中村江里子(57)が20日、自身のYouTubeチャンネルを更新。同国内で全国的に発生しているデモについて語った。
フランスでは学校の教育環境への不満から学生を中心に始まったデモが、物価高や公共サービスの劣化、政府への不信感などから暴徒化。パリでは高級ブランド店などが襲われる事態となっている。
中村はパリの現状について「さまざまな報道があって、報道機関の報道もあれば、一般の人たちの(SNSなどへの)投稿もあったり、それを合わせても一体何が起きているかわからないというのが本音」とやや情報が錯綜していると説明。
デモの起点は教育環境の改善を訴える学生の声だったが、SNSなどではブランド店が襲われるなどのセンセーショナルな映像が拡散されやすい傾向にあることを指摘し、「インスタグラムとかに出てくる映像は火花が散るようなことになってたり、催涙ガスがあったり、警察隊と生徒たちの衝突とかとても暴力的なシーンばっかりが流れてきて。そうするとそれを見た人は“フランスの高校生が暴れてて警察も大変だよね”となるけれど、実はその映像ってなんとなく状況を把握している私たちが見てもここに至るまでの前後がすっぽり抜けてて。センセーショナルな映像だけが切り取られている」とした。
そして「スタートは決して暴力的なものではなくて、彼ら(学生)の真摯(しんし)な訴えだったっていうところですね。この先どうなってるかわからないけど、とにかく私たちは惑わされることなく状況を静観しつつ、いい形で収束していくことを願うばかりです」と平常心を強調していた。
2026年10月20日 22時29分