◇明治安田J1第11節 町田 5―0 清水(2026年10月21日 アイスタ)
明治安田J1リーグは10試合が行われ、FC町田ゼルビアはアウェーで清水と対戦し、MF西村拓真(30)のハットトリックなどで5―0と大勝し、首位に返り咲いた。FC東京はホームの柏戦でスコアレスドローに終わり、連勝が5で止まった。広島はアウェーで長崎に0―4と大敗し、首位から陥落。浦和はホームで千葉を3―2で退けた。
J1随一の攻撃力は敵地でも爆発した。相手より1日少ない中2日で臨んだ町田は、序盤こそ押し込まれても全く焦らなかった。個々の力が際立つ5得点で蹴散らし、広島をかわして首位に返り咲いた。ハットトリックのMF西村は「妥協なく、目の前の試合に向かえている」とチームの集中力を誇った。
チャンスとは言えない場面でも、得点につなげる力がある。前半35分、FKの流れからこぼれ球を拾ったMFラヴィが、豪快な右足ミドルシュートで先制する。後半には自陣からの速攻で、巧みな動きでMF明本のパスを引き出したFW小川が冷静に加点した。
流れを完全に掌握すると、ここからは西村の独壇場だ。FWイェンギのアクシデントで急きょ先発入りしたFWは「競争のおかげで成長できている。チーム内の競争があり、ダメなら交代のプレッシャーの中でやっていることが勝因の一つ」と胸を張った。
後半32分にはCKのこぼれ球に素早く反応して蹴り込んでチーム4点目。同37分にも加点しクラブとしてはJ1初のハットトリック達成。その極意について「最後いるべき場所にいることが大事。(チームとして)目指しているところがある。日々全力でブレずにやるだけ」と話した。
総得点はリーグ断トツの30点に達した。過密日程に苦しむ上位陣を尻目に、無失点での3連勝。初優勝を明確に目標に掲げるシーズンで、隙がないチームに仕上がってきた。
2026年10月22日 05時00分