巨人の来季監督に、球団OBでヤンキースなどでも活躍した松井秀喜氏(52)が就任し、23日に東京都内で記者会見が行われた。山口寿一オーナーとともに、紺色のスーツ姿で登壇した。
3年契約で、背番号は90に決まった。30日から指揮を執る。
「本当の意味での黄金時代はV9以来、来ていないと思っている。これからジャイアンツが新たな黄金時代を築けるよう、今日ここからスタートしていきたい」と所信表明した。
日米507本塁打の希代のスラッガーは12年限りで現役を引退後、春季キャンプで臨時コーチを務めるなど古巣と関わってきた。球団、ファンが待ち望んできた「松井監督」の誕生となった。
引退後も常に気にかけてきた古巣。14年から今年までに5度、春季キャンプで臨時コーチも務めた。2度目の16年には軸足中心の打撃フォームを助言された坂本勇人が同年に首位打者を獲得。岡本和真(現ブルージェイズ)らにも惜しみなくアドバイスを送り、成長を促してきた。
チームは今季、阪神とシーズン最終盤まで優勝争いをしたが、2位に終わった。防御率2・80は阪神の2・79に迫るリーグ2位の一方、486得点は同3位で、103本塁打、長打率・348はリーグ4位と得点力が課題。岡本が抜け、坂本や丸らが30代後半で過渡期にある状況で若手野手の台頭が望まれる現在。日米通算507本塁打の松井氏によって金の卵たちの開花に期待がかかる。
3年ぶりのリーグ優勝、そして15年ぶりの日本一へ、松井監督に再建が託される。
◇松井 秀喜(まつい・ひでき)1974年(昭49)6月12日生まれ、石川県出身の52歳。星稜から1992年ドラフト1位で巨人入団。4度のリーグ優勝、3度の日本一に貢献した。02年オフにヤンキースへFA移籍。09年には日本選手初のワールドシリーズMVPに輝いた。10年以降はエンゼルス、アスレチックス、レイズでプレーし、12年限りで現役引退。日米通算2643安打、507本塁打。13年5月に国民栄誉賞を授与され、18年に野球殿堂入り。
2026年10月23日 15時50分