巨人の来季監督に就任した松井秀喜氏(52)が23日、東京都内で記者会見に臨んだ。3年契約で背番号は「90」に決まった。30日から指揮を執る。
会見終了後には、日本テレビ系「news every.」に生出演。注目のコーチ人事については「私が、絶対この人、という人はほとんどいません」といい、「これからジャイアンツが、(特定の人材にかかわらず)継続して強い組織になっていくためには、監督が代わったら人が全部入れ替わった、ということではなくて、常に“良い人材は誰なんだ”という人たちにした方が良いと思うので」と理由を明かした。重ねて「私自身が現役時代に特に仲が良かった選手ってそんなにいないので。友だちがいないタイプですから」と冗談めかしつつ、「彼とは近かったから一緒にやりたい、ということよりもジャイアンツに対して愛があり、指導者としても力のある人に来てもらいたい」と話した。
松井新監督は就任会見で「本当の意味での黄金時代はV9以来、来ていないと思っている。これからジャイアンツが新たな黄金時代を築けるよう、今日ここからスタートしていきたい」と所信表明。球団OBで、日米通算507本塁打を記録したスターの監督就任に注目が集まており、組閣については「一人だけ声をかけております」と話していた。
松井氏は2012年限りで現役を引退した後も、古巣との関わりを続けてきた。14年から今年までに5度、春季キャンプで臨時コーチを務め、坂本勇人や岡本和真らに打撃の助言を送ってきた。16年には、松井氏から軸足を中心とした打撃フォームの助言を受けた坂本が首位打者を獲得した。
今季の巨人は阪神と終盤まで優勝を争ったものの、2位でシーズンを終えた。チーム防御率は2.80でリーグ2位と安定した一方、486得点は同3位、103本塁打と長打率.348は同4位で、得点力の向上が課題となっている。
岡本がブルージェイズへ移籍し、坂本や丸佳浩ら主力野手も30代後半に差しかかる中、若手野手の台頭が求められている。日米で豊富な経験を積んだ松井新監督の指導力で、若手の成長とチーム再建を進められるかが注目される。3年ぶりのリーグ優勝、15年ぶりの日本一を目指す新体制が動き出す。
2026年10月23日 17時21分