7勝2分け3敗の勝ち点23で2位につけるJ2新潟は25日に勝ち点差4で追う首位・仙台とホームで対戦する。24日は新潟・聖籠町のアルビレッジで最終調整を行った。序盤のヤマ場となる一戦で、チームのアシスト王でもある副主将のMF白井永地(31)は中盤の主導権争いを制してゴールを演出し、無傷のホーム7連勝を手繰り寄せる。
勝てば仙台との勝ち点差は1に縮まるが、負ければ7に広がって背中が遠のく。練習を終えた白井は今節の重要性を理解し、引き締まった表情で語った。
「この試合が大事になるのは全員が分かっている。目標から逆算すると必ず勝利が必要。勝って終わりたい」
リーグ1位タイの9失点、同4位の21得点と攻守で高いレベルの仙台との一戦は、中盤での主導権争いが鍵を握る。素早い攻守の切り替えからのショートカウンターを得意とする相手に「ゲームを通して自分たちの時間をどれだけつくれるか」をポイントに挙げる。攻撃の精度だけでなく、両チームとも球際の強さ、ハードワークを特長とするだけに、ボールがないところでどれだけ上回れるかも勝負の分かれ目となる。
中盤を制する自信はある。「フィジカル的なところは年齢関係なく、僕自身、上がっている感覚がある」と31歳は力を込める。高い強度の練習をこなしながら全試合出場中の今季は、第2節から先発出場を続ける。連戦でも質の高いプレーを見せ、特に前々節の大分戦から中3日で臨んだ前節の鳥栖戦は、正確なサイドチェンジでモラエスの先制点の起点となり、クロスで桑山のゴールをアシストして全2得点に絡んだ。
現在3アシストはチームトップで、リーグでも5位タイ。「ボランチとしては前線の選手のアクションを逃したくない」と練習から意思疎通を図ってきた成果が出ている。チームとしても相手を押し込んで奪うゴールが増えており、仙台戦も逆襲を恐れず「僕たちらしく、アグレッシブに攻撃したい」と攻めの姿勢を貫く覚悟だ。
開幕から6連勝中のホームには、日曜日でもあり約2万2000人の観客が訪れる予定。サポーターの大声援を背に、11戦負けなしの仙台に土をつける。(西巻 賢介)
○…開幕から6連勝と無類の強さを誇るホームで行う首位との決戦を前に船越優蔵監督も「楽しみ。一切、不安はない。この舞台でやれるのは幸せ」と士気が上がっている。敵将の森山佳郎監督は、年代別日本代表監督時代に共に働いた旧知の仲で、尊敬する指導者の一人という。「(互いに)ボール保持率に固執しているわけではない。殴り合うじゃないが、そういうサッカーになる」と見据えた。
2026年10月25日 04時30分