ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦する阪神・佐藤輝明内野手(27)について、米全国紙「USAトゥデー」の重鎮記者ボブ・ナイチンゲール氏が24日(日本時間25日)、本紙取材に応じて見解を語った。契約規模は4年総額8000万ドル(約125億6000万円、1ドル=約157円換算)と予想。加えて、大リーグのFA市場でも超一流プレーヤーたちと同等の評価を受けていることを明かし、11月中に移籍先が決定すると見通しを立てた。
ポスティングシステムの利用申請期間の開始が迫る中、米球界FA市場も、日本の「SATO」獲得へ向けて熱が帯びてきているようだ。現在、レイズ―ブルワーズのワールドシリーズを取材中の「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール氏が本紙取材に応じ、佐藤輝の契約規模、ならびに移籍先決定時期について見解を示した。
「今年のFAマーケットは層が薄い中で佐藤は人気商品になる。条件は4年で8000万ドルとかじゃないかな」
経験豊富な米全国紙の重鎮記者。その見立てでは、4年契約で総額約125億6000万円の契約規模になるという。大リーグ移籍時の契約年数ではともに5年の吉田正尚(レッドソックス)、鈴木誠也(カブス)、4年の岡本和真(ブルージェイズ)と同等だが、金額については年俸換算すると日本人野手で最高額となる可能性が浮上した。そして移籍先決定時期については、「11月中」とした。
「ほぼ間違いなく、ロックアウト前の11月中に決まるはずだ」
大リーグ現行の労使協定はシーズン終了後の12月1日(日本時間2日)に失効。新たな労使協定締結に向けた交渉は長期化が予想され、ロックアウトが起きる可能性もある。そうなればFA市場が停滞することから、注目選手については11月中に交渉が成立する可能性が高い。現に新労使協定で合意しないまま協定失効期限を迎えた21年オフは、大物選手から順に、ロックアウトを見越した駆け込み契約が相次いだ。つまり、ナイチンゲール氏の見立てでは、今オフFA市場の「大物」の一人に佐藤輝が入っているわけだ。同氏は具体的な名前も引き合いに出した。
「スクバル、アロザレーナなどと同様(の契約時期になる)」
今季タイガースからドジャースに移籍して計12勝を挙げたメジャー屈指の左腕スクバル(ドジャース)、同26本塁打をマークするなどメジャー9年間で144発のアロザレーナ(マリナーズ)…その二人と「SATO」は同等。それが現地の肌感覚だ。
「特に、村上(宗隆)を積極的に獲りにいかなかったチームは後悔しており、ヤンキース、フィリーズ、ダイヤモンドバックスなど多くのチームが争奪戦を繰り広げるだろう」
今季、打率・207ながら35本塁打、77打点とパワーを誇示したホワイトソックス・村上の成績も、今季セ界3冠王の力量を図る上で大きな参考材料となる。トントン拍子に話が進めば、移籍先の超早期決着、そして超大型契約も見えてくる。
≪村上&岡本超えも≫
○…佐藤輝が4年8000万ドル(125億6000万円=1ドル157円換算)で契約した場合、日本人野手では吉田、鈴木に次ぐ3番目の大型契約となる。時期により為替レートが異なるため比較は難しいが、単年の円換算では約31億円となり、村上の約26億円や吉田の約24億円を上回る日本人野手最高となる可能性がある。
2026年10月26日 01時57分