◇プレミアリーグ アストンビラ2―1マンチェスターC(2026年10月24日)
アストンビラの日本代表GK鈴木彩艶(24)が24日、ホームのマンチェスター・シティー戦にフル出場し、2―1の勝利に貢献した。開幕7連勝を記録していた首位を相手に、驚異的なパフォーマンスを連発して6セーブを記録。最近4試合で3勝1分けの巻き返しを支え、チームを暫定6位浮上に導いた。
世界最高峰リーグで開幕7連勝だった強敵を鈴木彩が止めた。プレミア挑戦1季目で「少しずつ成長できている。そこをぶつけられたら」と臨んだ一戦。開始6分の先制後はシュート15本を浴びて守勢に回ったが、1メートル90、100キロの巨体で文字通り立ちはだかった。
前半13分に鋭いシュートを右に跳んではじくと、8分後にも左手で止めるなど前半だけで3本を阻止した。後半7分にはFWハーランドにヘディング弾を決められたものの、直後にDFグバルディオルの鋭いシュートを手ではじいてクロスバーに逃れる間一髪のセーブ。FWジャクソンの勝ち越し弾を呼び込んだ。
6セーブで首位撃破を支えたプレーに賛辞が止まらない。エメリ監督は「日々成長しようという意欲を見せてくれる。これほど早く適応してくれるとは」と称賛。中継で解説を務めた元イングランド代表MFのオーウェン・ハーグリーブス氏も「まるで実験室でつくられたかのよう。恵まれた体格と優れた足元の技術で長短問わずパスの配球能力も素晴らしい」と称えた。ジャクソンも2得点で勝利に大きく貢献。今夏のW杯を沸かせたハーランドも公式戦出場9戦連発弾を決めたが、ロイター通信は「鈴木の午後だった」と日本代表の守護神が試合の主役だったと伝えた。
昨季4位ながら大幅な選手入れ替えで開幕1分け3敗で19位と出遅れたアストンビラだが、攻守に安定感が増した最近は3勝1分けで暫定6位に浮上。凡事徹底で逆襲を支える守護神は試合後、芝に落ちたごみをそっと拾って靴下にしまった。
2026年10月26日 02時00分