「SMBC日本シリーズ2026」は27日、みずほペイペイドームに舞台を移して第3戦が行われる。2連勝でホームに戻るソフトバンクは3、4戦と12勝左腕コンビが待機。第3戦は松本晴投手(25)が先発し、第4戦は前田悠伍投手(21)が続く見込みだ。24年のDeNAとのシリーズは一つの黒星から流れが変わり、4連敗。一戦必勝で20年以来のCSファイナルSとの連続スイープを狙う。
2連勝で巡った本拠地初戦となる第3戦。先発に抜てきされたのは今季12勝3敗、防御率2・66とブレークした左腕・松本晴だ。
「いい準備ができました。ベイスターズ打線は非常に強力だと思いますが、だからといって逃げる必要はない。自分のボールを信じてストライクゾーンで勝負していきたい」
CSファイナルSは4戦目に先発見込みで、チームが3連勝で突破したため出番はなかった。 先発として日本シリーズで投げるのは初となる。ただ、リリーフでは過去2年で4試合に投げて無失点に抑えた。もつれた際、中4日の第7戦で先発、中継ぎと幅広い起用も可能となる。
ただ、首脳陣は先を見ない。24年のDeNAとの頂上決戦は敵地で2連勝スタートの後、4連敗で日本一を逃した。倉野投手コーチは「1個の負けがどれだけ流れを変えるかは身に染みて分かっている。7戦を考えるとダメだと思う」と明言。7月以降、11試合で8勝1敗、防御率1・52と抜群の安定感を発揮する左腕で一気に王手をかけたい考えだ。
第4戦に先発見込みなのが、今季、プロ野球史上11人目の開幕12連勝をマークした前田悠。この日はマウンドから36球を投じ、登板に備えた。「しっかり自分のピッチングができれば野手の方が打ってくれると思う。(DeNA打線は)つながると止められない印象もあるので、単打で抑えられるようにしていきたい」とシーズン同様に平常心でマウンドに上がるつもりだ。
3勝目を挙げた6月6日のDeNAとの交流戦では、大阪桐蔭時代にバッテリーを組んだ1学年上の松尾と対戦。その際、高校時代のテンポを思い出したことが、快進撃の起点となった。「自分的には印象に残っている試合」。松尾とは今回も連絡を取り合っており「対戦するから楽しみ」と伝えたという。
2勝のアドバンテージがあった日本ハムとのCSファイナルSは、3連勝で突破。日本シリーズも4連勝すれば、20年に続く史上2度目の連続スイープだ。コロナ禍だった20年は縮小開催。通常開催で達成すれば史上初の快挙となる。2年前に悪夢を味わっているからこそ、絶対に相手へ流れを渡せない。強力打線に“12勝左腕コンビ”が立ち向かう。
▽20年のCSファイナルSと日本シリーズ コロナ禍により、セはCS中止。パはファーストSを実施せず、シーズン1、2位による4戦3勝先取制(アドバンテージ1勝)と規模縮小して開催。1位のソフトバンクは2位ロッテを◎○○(◎はアドバンテージ)で下した。日本シリーズは11月21日開幕と遅れ、セ王者・巨人は東京ドームを使用できず、京セラドーム開催。ソフトバンクは○○○○と巨人相手に2年連続のスイープを決め、4年連続11度目の日本一となった。MVPは栗原。
2026年10月27日 06時00分