◇ワールドシリーズ第3戦 ブルワーズ10―1レイズ(2026年10月26日 セントピーターズバーグ)
ブルワーズは26日(日本時間27日)、敵地でのレイズとのワールドシリーズ第3戦で打線が爆発し快勝。3勝0敗で球団史上初の世界一に王手をかけた。試合後、パット・マーフィー監督(67)は主将のハッスルプレーを称えた。
2―0の5回2死一、二塁でコントレラスの打球は三塁手・カミネロの元へゴロで飛び、カミネロが二塁に転送。一塁走者・イエリチがアウトとなり、攻守交代のはずだった。
ただ、際どいタイミングだったことから、ブルワーズ側がチャレンジを要求。リプレー検証の結果、イエリチの足が先に二塁に到達していたとしてセーフに判定が覆り2死満塁で試合が再開した。
その後、チュラングから6者連続タイムリーで一挙8得点。結果的にコントレラスから7者連続安打となり、ポストシーズン史上初の快挙だった。
試合後、マーフィー監督は「イェリ(イエリチ)が二塁でセーフになったことで、試合の流れが一変したんだ」と指摘。「あれは全力疾走によるプレーだった。チームのリーダーがああいうプレーを見せる。それだけで、すべてが物語られているよ。誰にでもできる小さなプレーを彼がやったことで、試合の流れが変わったんだ」と主将の小さなプレーを絶賛した。
というのもコントレラスが右打者だったこともあり、シフトで一塁手・ビレードがベースを離れて守っていた。そのため、イエリチはリードを大きく取ることができ、打球が飛んだ瞬間に一気にスタート。間一髪でセーフをもぎ取った。
指揮官は「あれが試合を変えるプレーだったね」とし「あのプレーによって、打者はもう1球多く投げさせることができる。それだけで十分なこともあるんだ。2死から、あのプレーをした。まさに、彼らしい、リーダーとしての姿だったね」と賛辞が止まらなかった。
イエリチは2018、19年と2年連続で首位打者を獲得。母方の祖父が日本人の日系3世として知られている。
2026年10月27日 14時17分