米大リーグの守備の名手に贈られる「ローリングス・ゴールドグラブ賞」が1日(日本時間2日)に発表され、カブスからFAとなった鈴木誠也外野手(32)の受賞はならなかった。右翼手部門はダイヤモンドバックスのコービン・キャロル外野手(26)が受賞した。
昨季は主に指名打者(DH)として起用され、外野守備の機会が限られていた鈴木だが、今季は右翼手として111試合に出場し、110試合で先発。計972回2/3を守り、失策はわずか2で守備率・992を記録した。自慢の強肩を生かして8補殺もマークした。
守備指標でも高い評価を受けた。守備によって防いだ失点数を示すDRS(守備防御点)はプラス14。ア・リーグの右翼手部門でゴールドグラブ賞を受賞したレッドソックスのウィルヤー・アブレイユのプラス28に次ぎ、メジャーの右翼手全体で2位だった。米データ解析システム「スタットキャスト」による守備得点価値(FRV)もプラス7を記録。メジャー移籍後の4年間はいずれもマイナスだった同指標を、5年目で初めてプラスに転じさせた。
初受賞となったキャロルは、平均よりどれだけ多くアウトを積み上げたかの守備指標OAAで全右翼手トップの10を記録。今季のメジャー全体でも上位5%に入った。
鈴木は初受賞を逃したものの打撃でも143試合に出場し、打率・270、26本塁打、86打点、出塁率・368、OPS・841を記録。22年にカブスと結んだ5年総額8500万ドル(約133億4500万円)の契約が今季限りで終了し、今オフはFA市場の注目選手の一人となっている。持ち前の長打力に加え、グールドグラブ賞受賞こそならなかったが、右翼守備でも高い評価を得ており、今後の契約交渉が注目される。
2026年11月02日 12時15分