9月18日に91歳で死去した脚本家の倉本聰さん(くらもと・そう、本名山谷馨=やまや・かおる)のお別れの会が3日、北海道富良野市で営まれた。俳優の舘ひろし(76)が参列し、報道陣の取材に応じた。
舘は「石原プロモーション」時代から倉本さんと親交があり、1999年のNHK「玩具の神様」で主演を務めた。
「初めてお会いしたのは渡(哲也)さんに呼び出されて。渡さんに“ひろし、お前も倉本さんと仕事できるように”って言われて。“僕は褒められて伸びるタイプなので駄目です”と言ったら、先生は“ああそうか”と笑っていられて」と、初めての出会いを振り返った。
「随分いろいろお世話になりました。可愛がっていただきました」と感謝。「もし倉本学校があるとしたら、僕は出来の悪い生徒だったので」と語った。
倉本さんから「館くん、セリフは適当でいいよ」と声をかけられたという。「なんであんなこと言ったのかな。こいつには無理だと思ったんでじゃない?でもそう言われると悔しくて…」と、助詞の「てにをは」も変えずに2005年のテレビ朝日系「祇園囃子」の撮影に挑んだ。「それを初めてセリフをカンペ張らずにやってみようと。やったら、いやあ、素晴らしい本なんですよ、やっぱり。渡さんが私の先輩の設定なんですけど、10ページのシーンの中で、呼び方がどんどん変わっていくんです。凄いもんだなと思いました。本当に『祇園囃子』は勉強になりました」と振り返った。
最後に会ったのは約1年半前。映画「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」の撮影で小樽市を訪れた際に食事をしたという。「映画の話もしましたけど、“館くんはコメディーの方がいいな”と。僕は全然自信ないんですけど、先生はそうおっしゃって。石原プロで倉本先生で映画を作るつもりだったんです。結局駄目だった。もしできてたら、きっと面白いものができると思ってたんですけどね。本当に可愛がっていただきました」と感謝した。
2026年11月03日 15時24分