フィギュアスケート男子で五輪連覇を達成し、プロとして活動する羽生結弦さん(31)が自ら原作・出演・製作総指揮を務めるアイスショー「ICE STORY」シリーズの第4弾「Yuzuru Hanyu ICE STORY 4th “WHITE BOX” TOUR」の開催が4日、決定した。
羽生さんが新たに書き下ろした物語をもとに、演出のMIKIKO氏とともに創り上げるICE STORY最新作です。4月の宮城公演、11月の佐賀公演で上演された「REALIVE」第2部「Prequel : Before the WHITE」で描かれた前日譚を経て、物語の本編が幕を開ける。
来年1月9、11、13日に横浜市のぴあアリーナMMで、2月5、7日に静岡県袋井市のエコパアリーナで開催される全5公演。以下は羽生さんとMIKIKO氏のコメント全文。
■羽生さんコメント
大切なひと、大切にしているもの、過去、記憶、思い出。
皆さんから見えている世界は、どんな色ですか。
皆さんから見える私は、どんな色をしていますか。
同じ景色を見ても、感じることや、記憶に残るものは違うのだと思います。
好きも、嫌いも、得意も、不得意も、私たちはそれぞれ違います。
それぞれに、これまで感じてきたこと、大切にしているものがあって、それらが違うからこそ、
誰かの何かに心を動かされたり、動いてしまったり、自分にはない感じ方に出会えるのだろうと
思っています。
そんな誰もが抱えている、誰とも違うという「ひとりぼっち」を大切にして、「ひとりぼっち」
同士だからこそ重なりあえた綺麗な瞬間を、出会いを、そして幸せを、大切にしてほしいと願い、
この物語を綴りました。
MIKIKO先生をはじめとする世界最高のチームと作りだす世界と共に、全身全霊で、願い、祈り、
滑ります。
羽生結弦
■MIKIKO氏コメント
人は、世界を知れば知るほど自由になれるのか。
それとも、自分自身の奥深くにある、誰にも触れられない場所を知ることになるのか。
羽生くんと作品を重ねる中で、そんなことを考えます。
さまざまな景色を見て、表現の可能性を広げ続ける一方で、
彼の内側には、変わらず深い静けさがあるように感じます。
けれど今、その静けさを否定するのではなく、自分自身の一部として受け入れ、同じように心の奥に言葉にならない思い
を抱える誰かの力になろうとする姿に、ひとりの人間としての成熟と、表現者としての新たな強さを感じています。
孤独は時に、誰かとつながるための入り口にもなる。
そして4作目を迎える今、何より驚かされるのは、そうした繊細で複雑な感情を表現する身体までもが、想像を超えて
進化し続けていることです。
心の深まりと、身体の進化。
そのふたつが重なり合う今だからこそ、生まれてくる表現があるのだと思います。
今回のICE STORYでも、彼の身体に宿る記憶や感情、まだ名前のついていない感覚を、ひとつひとつ丁寧にすくい上げ
ながら、今の羽生結弦だからこそ描ける新しい景色を、共に作っていきたいと思います。
MIKIKO
2026年11月04日 12時52分