藤井聡太竜王(24)=王将など6冠=に服部慎一郎七段(27)が挑む第39期竜王戦7番勝負第3局は4日、京都・仁和寺で2日目が指し継がれ、先手・藤井が119手で勝利した。対戦成績を3勝0敗とし、6連覇へ王手をかけた。
藤井は第17期から9連覇した渡辺明九段に続く2人目の竜王戦6連覇、さらに竜王戦史上初の2期連続ストレート防衛へ王手をかけた。
さらに竜王戦7番勝負における連勝も9とし、第21期で羽生善治九段に開幕3連敗から4連勝し、第23期第2局まで勝ち続けた渡辺以来の10連勝へもあと1勝とした。23年度王座戦第4局で史上初の全8冠独占を達成した京都府での対局も負けなしの11連勝とした。
「中盤から終盤まで自信の持てる展開ではなかった。急所を突く攻めができなかった。最後は穴熊の遠さを生かした攻めにできたかなと思う」
戦型は得意の角換わり、そして右王に構えた服部が8手連続王を移動させ、戦機をうかがう間に穴熊に組んだ。この日朝の封じ手開封から2~5筋で藤井が攻め、服部が守る展開が続いた。投了図では藤井の穴熊が手つかずで残った。それでも、終局後に反省点を並べるのがいかにも藤井らしい。
第4局は20、21日に宮崎県都城市で指される。「本局をしっかり振り返って、次局以降に生かしたい」。藤井が第4局に勝てばシリーズは決着するが、視線はさらに先を向いていた。
2026年11月04日 19時42分