SixTONESの松村北斗(31)が映画「まだ見ぬ君へ」(監督山岸聖太、来年4月2日公開)に主演する。
リモートでつながった目の見えない依頼人の前に広がる情景を、機械的に音声で伝えるという架空のシステム「副音声」をテーマにしたラブストーリー。「声と視界だけでつながる2人の微妙なすれ違いや、もどかしい距離感は、深く心を動かされると思います」と作品の魅力を打ち出した。
大林利江子さんの小説「副音声 まだ見ぬ君へ」が原作。松村演じる司法試験に落ち続けた引きこもりのフリーターが「副音声」のモニターのアルバイトをすることから物語は始まる。1日30分、東京にいながら遠く函館で暮らす依頼人となるヒロインの“目”となり世界を共有するうちに、引かれ合っていく。ヒロインは堀田真由(28)が演じる。
ヒロインが名前も顔も知らない主人公に好意を抱く上で、鍵となるのが声だ。製作陣は松村の演技力に加え、声を「低音で色気がありながら、繊細な感情表現を帯びた、優しく美しい文学のよう」と評し、オファーした。
2022年公開の新海誠監督のアニメ映画「すずめの戸締まり」で声優に初挑戦し、主人公と共に旅する青年を演じた。アニメ界のアカデミー賞といわれる「アニー賞」で声優賞長編アニメ部門にノミネートされており、声の表現力にも定評がある。今作では光を失ったヒロインの世界を紡ぎ出す“導き手”として大きな役割を果たしていく。
松村は「物語の結末を迎えたあとも、2人の未来や周りの人たちをずっと応援したくなるような作品になっています」。これまでにない題材ならではの感動を人々に与えていく。
撮影は3月下旬~5月上旬に主に都内と函館で行われた。函館ならではの雄大な自然や四季折々の絶景も物語に花を添える。 (糸賀 日向子)
2026年11月05日 08時37分