女優の石橋静河(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ブラッサム」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は5日、第29話が放送された。話題のシーンを振り返る。
<※以下、ネタバレ有>
櫻井剛氏と小松與志子氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算115作目。明治・大正・昭和・平成を駆け抜けた作家・宇野千代さんをモデルに、主人公・葉野珠が幾多の困難にのみ込まれながらも“花開き、咲き誇る”姿を描く。
第29話は、木村珠(石橋静河)は木村保(金子大地)の提案を受け入れ、保の東京帝国大学卒業を待たずして札幌に移住。保は木村正吾(三宅弘城)の勤める札幌拓殖銀行で働き始め、新生活がスタートした。珠は正吾の妻・木村浪江(杉田かおる)や近所の主婦たちと交流しながら、少しずつ日常を取り戻していく。そして浪江に勧められ、家で仕立て屋を始めることになり…という展開。
札幌初日、珠と保は夕食に招かれ、北海道の料理を堪能。珠は浪江の片づけを手伝う。
浪江「何、どうしたの?」
珠「いや、その足袋」
浪江「汚れては洗って、穴が開いては繕って、履き続けてるのよ。もう13年にはなるかね」「昔はお金もない、物もない土地だったからね。破れたからって“はい、次の足袋”ってわけにはいかないでしょ」「足袋に限らず何でもそう。倹約は生きる知恵よ」
珠「まっさらな足袋より、よっぽどええ」
SNS上には「杉田かおるさんの安定感」「流れるような自然な演技」「一癖ある役かと思いきや」「浪江さんも温かい人でよかった」「つぎはぎだらけの足袋を美しいと思える珠ちゃんの審美眼」などの声。子役時代から50年超のキャリアを誇る浪江役の杉田かおるだが、今回が意外や朝ドラ初出演。初登場が反響を呼んだ。
宇野さんの自伝的小説「生きて行く私」に登場する2人目の夫・悟は東京帝大を卒業。札幌の伯母が13年履いた足袋のエピソードも、短いながら記されている。
番組の衣装担当によると、新品の白足袋をスタッフに履いてもらい「擦れるところが分かり、そこを重点的に穴をあけ、洗濯し、塞いでいくというダメージを何回も施す作業をしました」。北海道とあり「別珍(ベッチン)」(これに畝のある生地がコーデュロイ)という生地を用い「生地と糸の縮みでダメージが分かり、味が出るように」と工夫した。
2026年11月05日 09時02分