将棋の第76期王将戦(特別協力・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社)挑戦者決定リーグは6日、東京都渋谷区の将棋会館で3勝1敗同士の1局を行い、先手の永瀬拓矢九段(34)が伊藤匠叡王(24)を97手で下して単独首位に立った。
前例の多い角換わり腰掛け銀を採用した永瀬は43手目に▲4五桂の新手を披露。際どい中盤戦で差をつけ、自王の安全を確保して快勝に結びつけた。24日の最終局で郷田真隆九段(55)に勝てば3期連続挑戦をかけたプレーオフ以上が決まる。「強い方と指せる。準備していきたい」と言葉に力を込めた。
痛い2敗目を喫した伊藤は「▲4五桂の認識がなかった」と意気消沈。これで公式戦6連敗のどん底だが、挑戦者の可能性は残っており、24日の最終局(藤本渚七段戦)には「立て直して臨みたい」と話した。
この日までのリーグ成績は以下のとおり。
4勝1敗=永瀬拓矢九段
3勝1敗=藤本渚七段
3勝2敗=伊藤匠叡王
2勝2敗=郷田真隆九段、本田奎六段
1勝4敗=近藤誠也八段、西田拓也六段
2026年11月06日 19時42分