俳優の仲野太賀(33)が主演を務めるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜後8・00)は今月1日、第42話「北野大茶湯」が放送された。話題のシーンを振り返る。
<※以下、ネタバレ有>
NHK連続テレビ小説「おちょやん」などの八津弘幸氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ通算65作目。“天下一の補佐役”豊臣秀長を主人公に、豊臣兄弟の絆と奇跡の下克上を描く。兄・豊臣秀吉役は俳優の池松壮亮が演じる。
第42話は京の聚楽第が完成し、豊臣秀次(山田涼介)はその祝いに盛大な茶会を提案。天下一統も道半ばとあり、豊臣秀長(仲野太賀)は時期尚早と反対したものの、豊臣秀吉(池松壮亮)は千利休(吉岡秀隆)に命じ、大名も商人も百姓も参加可能な大茶会を京の北野で開くと決める。催しは盛況となるが、バテレン追放令に恨みを抱く者による刃傷沙汰が発生。さらに佐々成政(白洲迅)が治める肥後で大規模な一揆(肥後国衆一揆)が勃発し…という展開。
「徳川家康を臣従させた豊臣兄弟は、九州最大の勢力を誇る島津義久を討つため、20万に及ぶ大軍勢で東西に分かれて進軍し、わずか2カ月で九州を制圧。その後の領地配分で、黒田官兵衛や佐々成政が入封した」(アバンタイトルナレーション・谷口慎一郎アナウンサー)
天正15年(1587年)10月、肥後の一揆により、北野の大茶会は中止。豊臣軍が一揆を鎮めた後、天正16年(1588年)2月、秀吉の命に逆らい、力ずくの検地で一揆の発端をつくった成政は摂津・尼崎に参じた。
そして、足利義昭改め足利昌山(尾上右近)が秀長に会いに訪れる。
昌山「関白殿下は、今や誰も止めることのできぬ力を手に入れた。大した男よ。されど、その力は人を変えてしまうやもしれぬ。気づかぬうちに、目がくらんでしまうのじゃ。わしもそうであった。幕府による天下静謐を目指していたはずが、気づけば信長への憎しみという我欲にとらわれ、その力の使い道を誤った。厄介なのは、その力は周りの者も変えてしまう。誰も諫めてくれぬばかりか、その周りの声に惑わされて答えを間違えてしまう」
「わしにとっては、光秀だけが変わらぬ忠臣であった。あやつと袂を分かった時、わしはもう力を失っておったのじゃ。最後の時も、助けてやれんかった。あやつを止めるつもりで伝えた言葉(もう、わしを巻き込むな)が、裏目に出てしもうた。あやつを死なせたのは、このわしじゃ。お主は決して関白殿下から離れるでない。兄を諫め、助けられるのはお主だけであろう。わしらのようになるでないぞ」
秀長「公方様のお言葉、胸に刻みまする」「どんなに無様でも、泥水をすすってでも、これまでよう耐えて生きてまいられました。あとはわしらにお任せくだされ。豊作の世を、必ずやつくってみせまする!」
秀長は寛大な措置を訴えたものの、秀吉は「佐々成政には、直ちに切腹を申しつける」。沙汰を決める前、秀次は秀吉に「佐々殿について、いささか気になることがござりまする」と何かを吹き込んでいた。
冒頭約20秒の“超高速九州平定”、声優の田中真弓が茶会シーンに老女役でサプライズ出演、義昭が京を追放された第17話(5月3日)以来25話ぶりに再登場と、驚きの連続。SNS上にも「足利義昭、まさかの再登場」「切々と後悔を語る公方様(泣)」「光秀も浮かばれる(涙)」などの声が上がり、反響を呼んだ。
次回は8日、第43話「殿下の刀狩り」が放送される。
2026年11月07日 13時50分