日本野球機構(NPB)は16日、神宮球場で4月16日に行われたヤクルト―DeNAで球審を務めた際に頭部を負傷し緊急手術を受けた川上拓斗審判員(30)について、家族からの経過報告をした。
医学的な見知から意識が回復し、対話や食事ができる状態であると説明した。家族はNPBを通じ「医学的な見知での意識回復は担当医師より、意識回復とみてよいでしょうと、ご判断をいただきました。対話や食事ができるようになり、後遺症が全くないわけではありませんが、回復できるよう日々リハビリに取り組んでいるところです。ここまで関わっていただいている医療関係者には感謝しかありません。お見舞いに来てくださる皆様に対し、“球場に戻って審判をしたい”と繰り返し話しております。今後も復帰を目指して、治療やリハビリを継続していきますので見守っていただけたらと思います。改めまして皆様からの多大なる激励メッセージをいただいておりますことに、感謝申し上げます」と説明した。
今回の負傷を受けプロ野球ではスイング途中でバットを投げ出して他者を脅かすような行為を「危険スイング」とし、罰則規定を導入した。NPBは球審にヘルメットの着用を通達。5月には日本高野連が各都道府県連盟に球審用ヘルメットの配布を決定した。
5月には回復を願い、各球場で審判員が川上審判員の番号「29」のシールなどを付けて出場。NPBだけでなく、神宮で行われた東京六大学野球の審判員も「29」を帽子のひさしなどに記した。台湾プロ野球所属の審判員も5月から「29」のシールをヘルメットに貼付する動きが広がっていた。
2026年10月16日 16時24分