◇女子ゴルフツアー富士通レディース第3日(2026年10月17日 千葉県 東急セブンハンドレッドクラブ(6717ヤード、パー72))
21位から出たメルセデスランク21位の木戸愛(36=日本ケアサプライ)が6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算10アンダーで2打差5位に浮上した。今も足を運ぶ師匠・尾崎将司さんのアカデミー「ジャンボ邸」のある千葉県で、ツアー最長ブランクとなる14年ぶりの優勝を目指す。通算22勝の鈴木愛(32=セールスフォース)、イ・ミニョン(34=韓国)が通算12アンダーで首位に立った。
最終18ホールを終えた木戸は、ベテランらしく凜(りん)とした表情で歓声に応えた。21位から出て6バーディーで5位まで躍進。7打あった首位との差を2打まで詰め、優勝の可能性も出てきた。「目の前の一打にベストを尽くすことしか考えていなかった。いいゴルフができた」と満足感を漂わせた。
ロングパットでスコアを伸ばした。7番パー5の9メートルを沈めて波に乗ると続く8番パー3でも12メートルをねじ込んだ。2度の2連続バーディーをマークし「初日からラインの読みもタッチもいいフィーリングが出ていた。自信を持って打てている」と手応えを口にした。メトロノームでテンポ良く打ち込む練習の成果も出た。
舞台は千葉県。今も試合の合間に訪れるジャンボ邸も同県内にある。12年のサマンサタバサレディースが唯一のタイトルとなっている木戸は23年にジャンボ尾崎アカデミーの門を叩いた。1カ月前にも打ち込みに訪れた。思い出の千葉で頂点に立つことで天国にいる尾崎さんにもいい報告ができる。「そこを目指して頑張りたい」と力を込めた。
今季は9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子など2位でのV逸が3度。「ショックだったんですけど、めげずに頑張った」と苦笑いで振り返るが、シルバーコレクター返上は最重要課題。優勝すれば13年のD・マッシーを大幅に上回る14年の最長ブランクとなる。「自分のゴルフをやり抜きたい」。その先に復活の瞬間が待っている。
2026年10月18日 04時30分