◇近畿学生野球秋季1部・2部入替戦2回戦 阪南大10―6大阪観光大(2026年10月21日 GOSANDO南港野球場)
阪南大(1部6位)が10―6で大阪観光大(2部1位)を下して入替戦の勝敗を1勝1敗に戻した。22日の3回戦に勝ったチームが来春1部で戦う。
第1戦を落とした阪南大は初回に大阪観光大に先制点を許す苦しい展開。2回先頭の4番・DHの中浜遙都捕手(4年=履正社)は四球で出塁すると二盗に続いて三盗を成功させて得点にこだわる姿勢を見せた。5回に連続長打で追いついた阪南大は6回、先頭の中浜が左前打で出塁すると1死二、三塁にチャンスが広がった。代打・奥星瞳(しょうと)内野手(3年=広陵)の初球を捕手が右にはじくと、中浜は判断良く本塁を陥れた。この1点で勝ち越すと、打線はようやくつながって合計10点を叩き出した。
負ければ2部降格の危機をとりあえず免れた垣下真吾監督は「第1戦は攻撃で何もできなかったので、中浜が自分の判断で走ってチャンスを広げてくれたのは良かった。4年生が頑張ると士気が高まりますから」と中浜の“走”の貢献をたたえた。「盗塁はノーサイン。キャッチャーがはじいたのを見て本塁に還ってきたのも、彼の野球センスが素晴らしいから。足は遅いんですが、思い切りがいい」と垣下監督。
中浜は「50メートル走は6秒8とか…とにかく遅いんです」と笑う。「進塁が成功するかどうかは足の速さだけじゃないんで」と判断力の速さを要因に挙げて胸を張った。中浜は7回1死二、三塁は敬遠されたが、6番・川西大雅内野手(3年=石見智翠館)の中前打で6点目のホームを踏んだ。8回無死一、二塁の5打席目は自ら判断して送りバント。送った2者が還ってダメ押し点につながった。
「リーグ戦の最後もそうでしたが、ウチは崖っぷちじゃないと強くならないので」と中浜。垣下監督も「勝つことが簡単なことじゃないことを学んでいます。4年生を勝って送り出すために、3回戦もみんなが頑張ってくれると思います」とチームが1部残留に一丸になっていることを明かした。
なお、2部・3部入替戦は東大阪大(3部1位)がタイブレーク10回、8―7でサヨナラ勝ちして奈良教育大(2部6位)を下して23年春以来の2部昇格を決めた。
2026年10月21日 18時32分