「SMBC日本シリーズ2026」は24日、横浜スタジアムで開幕する。セ・リーグ3位からの下克上日本一を狙うDeNAの牧秀悟内野手(28)は、パ・リーグ王者ソフトバンクの元同僚、山本祐大捕手(28)との初対決を前に“つぶやき作戦”で相手のリードを狂わせる秘策を明かした。
かつての仲間とやいばを交える時が来た。トレードによる突然の別れから5カ月。牧は「鷹の正捕手」となった山本祐とのガチンコ対決を待ちわびていた。移籍直後の交流戦は山本祐がケガで欠場しており、日本一を決める最高の舞台で念願の初対戦が実現する。
「めちゃくちゃ楽しみです。まさかこういう形で対戦できると思っていなかったので。楽しみたいけど、勝ちにこだわりたい」
打者と捕手の距離は目と鼻の先。声も息遣いも表情の変化すら手に取るように分かる。互いに選手としての特徴や性格を熟知する間柄で、リードに「いやらしいと思う」と警戒感を示しつつ「ちょっと嫌な配球をしてきたら言葉で攻めます」と“つぶやき作戦”で心理を揺さぶる秘策を明かした。
24年の日本シリーズは4勝2敗でソフトバンクを下して頂点に立ったが、ホーム2連敗からスタートした。「自分たちの野球ができないまま2戦が終わって、17年の日本シリーズを経験した先輩たちがみんなの前で話してくれて落ち着くことができた」と振り返る。
今年は自分が後輩たちに経験を伝える立場になった。開幕前日会見で相川監督からCSに続いてキーマンに指名され「若い選手が多いので、試合の入り方や試合中の行動も含めて示していければ。今年はチームでつくり上げてきた強さが間違いなくある」と言い切った。3位からの下克上を再び。ハマスタで“最終章”の幕が開く。(重光 晋太郎)
2026年10月24日 05時30分