投打二刀流として日本ハムからドラフト1位指名を受けた山梨学院の菰田陽生投手(17)が23日、山梨県内の同校で栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO、65)から指名あいさつを受けた。球団としては初の試みとなる「右投げ、右打ち」による二刀流。球団OBで二刀流の先駆者である大谷翔平(32)を育てた栗山CBOから背中を押され“シン・二刀流”で将来的な本家超えを誓った。
投打二刀流の“生みの親”を前にして、菰田の目は輝きっぱなしだった。運命のドラフトから一夜明け、憧れの大谷を育てた栗山CBOとの初対面。「誰かを憧れたり、誰かを目標にしてもいいけれど、そんなレベルの選手ではないんだよ」と背中を押された17歳は、勇気を振り絞って大きな目標を口にした。
「ずっと大谷翔平選手には憧れていますし、目標とする選手として自分も追い続けている。自分はまだそんな選手ではないが、いずれは栗山さんがおっしゃっていただいたように、追いついて、追い越せたらいい」
球団では初の試みとなる「右投げ、右打ち」による二刀流。投手方向に利き腕がある「左打ち」に比べて死球のリスクは少ない一方、捕手方向に利き腕がある「右打ち」は詰まれば右手に衝撃を受ける可能性がある。それでも、菰田は「自分の形(右投げ右打ち)で活躍していきたい」と、新たな二刀流の形を目指す決意を語った。
栗山CBOは「あの(大谷の)時は“右投げ左打ちが不利だ”と言われた」と振り返る。それでも先入観にとらわれることなく、挑戦したから今の大谷がある。「今はボールが小さく動くから(衝撃への)対処も必要だが、我々の想像を超えるものになってくれると信じている」と期待を込めた。
身長はパドレス・ダルビッシュ、体重は大谷とほぼ変わらない1メートル95、103キロの大型二刀流は言う。「二刀流として挑戦する難しさも分かっている。その中で二刀流で活躍したいですし、挑戦したい」。新たな二刀流のロールモデルとなり、憧れの人を超えてみせる。(清藤 駿太)
2026年10月24日 06時00分