◇明治安田J1第12節 広島 4―0 清水(2026年10月24日 Eピース)
明治安田J1リーグは24日に5試合が行われ、4―0で大勝したホームの清水戦に途中出場した元日本代表FW浅野拓磨(31)がJリーグ復帰後初ゴールを挙げた。
今年6月、16年7月以来、10年ぶりに古巣&Jリーグ復帰を果たした“ジャガー”が、待望のゴールを突き刺した。1―0の後半開始から登場すると、5分後だった。ゴール前の混戦から、最後はMF菅が左サイドから放ったシュート性の鋭いクロスに反応。ゴール正面から右足ワンタッチで角度を変える技あり弾をゴール左に流し込んだ。
Jリーグでの得点は16年7月9日の鹿島戦以来、3759日ぶり。待ちに待っていたトレードマークの“ジャガーポーズ”が飛び出し、ホームのボルテージは最高潮に達した。チームは0―4で敗れた21日の前節長崎戦の鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように4発快勝。今季8勝目を飾った。
「いやあ…やっと、っていう気持ちが正直なところですね」。試合後のインタビューでは会場の声援をかみしめるように聞いた後、率直な思いを吐露した。「菅選手がシュートモーション入ったときに、“もしかしたら来るかな”と思って準備していたら思い通りにボールが来た。まさか最初のアシストが菅ちゃんだと思っていなかった。(自身のゴールを)待っていてくれていた人が少なからずいたかなと思うので。正直なところ、“待たせたな”、と」と感慨を口にした。
ジャガーポーズがゴール直後ではなく、少し遅れた理由も説明。「本当はゴールしてそのままの流れでやりたかったけど、“やっと”という気持ちが強すぎて、ジャガーポーズは一息置いてからになりました」と明かした。古巣復帰後も一筋縄ではいかない日々だった。「ケガだけはしないようにと思って広島に帰ってきたんですけど、ケガをしてしまったのは仕方ないので、こういう日が来ることを楽しみに、全力で準備してきた。それが今日に結びついて良かった」と回想。「とにかく走って、チームのためにスピードを生かしてゴールという結果で1ポイントでも多く取れるように、そしてみなさんと優勝できるように頑張りたい」と力を込めた。
浅野は13年に四日市中央工高から鳴り物入りで広島入り。3年目の15年にブレークを果たすと、16年7月にイングランド・プレミアリーグの名門アーセナルに完全移籍を果たした。英国の労働許可証取得がならず、その後は主にドイツで活躍。24年7月からスペイン1部マジョルカに加入した。25~26年シーズンはケガにも泣かされW杯2大会連続出場はならなかったが、再起を懸けて6月に古巣に復帰した。
2026年10月24日 16時36分