◇村上龍さん死去
スポーツにも造詣が深かった村上さん。特にテニスとサッカーには深く傾倒。雑誌「BRUTUS」で1982~84年にかけて小説「テニスボーイの憂鬱」を執筆していた頃はテニスに熱中。世界ツアーの観戦記を書くほどのめり込んだ。90年代後半にはサッカーに注目。中田英寿氏(49)とも親交を深めた。F1取材でも欧州各地を回った。
ただ、スポーツに向ける視点は独特だった。「ぼくは小説を書いて生き延びているから小説家」と自称していた村上さん。サッカー選手についても「ゴールが決まればうれしいし、試合に負けたら悔しい。でも、そのポイントポイントでやってるわけではなく、それ以外に生きる道がない」との考え方が根底にあり、成績や結果で一喜一憂する文章は多くなかった。
2026年10月24日 05時28分