◇女子テニス東レ・パンパシフィック・オープン第2日(2026年10月27日 東京・有明テニスの森公園)
シングルス1回戦が行われ、第7シードで世界ランキング18位の大坂なおみ(フリー)が同35位のジャスミン・パオリーニ(イタリア)に6―3、7―6で勝利。4年ぶりに出場した大会で、過去の通算対戦成績が0勝1敗だった元世界4位の難敵を破り、2回戦進出を決めた。
大坂は前夜に自身のインスタグラムのストーリーズで予告していた通り、青色の生地に鶴の絵柄が刺しゅうされ、白色のフリルが付いた着物風のガウンを着てメインコートの有明コロシアムに登場した。出産から復帰した24年以降、4大大会では特別な衣装を披露していたが、ツアーレベルの大会では今回が初とみられ、観衆の視線をくぎ付けにした。
試合後、今回の衣装を用意した理由を問われた大坂は、「スペシャルなものを用意したかった。とにかく私は日本に何かささげるものを作りたかった。しばらくぶりに日本で試合をすることになったので、故郷に戻る大きな意味があった」と説明した。日本での試合は昨年10月のジャパンオープン以来、ちょうど1年ぶり。伝統のトーナメント出場は22年以来4年ぶりだった。
鶴をモチーフにしたことについても、「母(環さん)が北海道出身なので鶴にした。鶴が持つ意味もとても好きなので取り入れた」と話した。長寿や夫婦円満の象徴とされる渡り鳥は、主に北海道東部で見られ、根室市出身の環さんにとっても縁のある鳥と言える。デザインしたのは今年のウィンブルドン選手権で白い振り袖のような衣装をデザインした若手日本人デザイナーの八木華氏だという。
29日以降に行われる2回戦でも同じ衣装で登場するのか。そう問われた大坂は「(試合を)見てもらって、驚いてもらうことが、一番楽しいと思う。そこが皆さんが期待していることなので、見ていてください」といたずらっぽく笑った。今度はどんな衣装で登場するのか、はたまた同じなのか。ファンにとっても楽しみな2回戦となりそうだ。
2026年10月27日 21時09分