女優の池上季実子(67)が28日までに自身のnoteを更新。2022年に新型コロナウイルスに感染し、血中酸素濃度が78まで低下して救急搬送された際の壮絶な体験を明かした。
池上は今年6月、約4年半ぶりに出演したBSフジ「クイズ!脳ベルSHOW」での近影が大きな話題に。以前よりふっくらとした顔立ちで、前歯が欠けていたことから心配の声が寄せられていた。池上はこれらの声に対して「顔はコロナの後遺症治療で、ステロイド投与中で、顔がパンパン、ムーンフェイス、なんです…(涙)」と説明していた。
近日はnoteを用いて壮絶なコロナ闘病記を投稿。この日は「【第3話】季実子の『ああ、死ぬんだと思った日』」を公開した。
これまでの投稿の中で池上は、人一倍感染対策に気を配り、マスクを二重に着用し、人の少ない深夜にスーパーへ行く生活を送っていたというが、2022年2月3日に39度の発熱。市販の検査キットで調べたところ、陽性が判明したことを告白していた。
今回の投稿では、当時は重症化していない人に自宅療養が推奨されていたこともあり、自宅で療養していたと回顧。発症から約1週間後、熱が下がったため回復したと思ったものの、トイレまで歩いただけで息苦しさを感じ、血中酸素濃度を測ると78まで低下していた。
同じ時期に感染した知人から「今すぐ救急車呼べ!死ぬぞ!」と告げられ、相談窓口に電話した際にも「今すぐ救急車呼んでください!死にますよ!」と促されたという。しかし、「でも、私の家の前は道が狭いし、目立つから嫌だなあと思って。その時まだお昼だったから、少し人通りが少なくなる夕方くらいに電話しようと思って」と思い、すぐには通報せず。入院の準備を始め、午後5時過ぎになってようやく救急車を呼んだという。
救急車が到着するまでには約1時間かかった。「玄関で救急隊員さんに酸素マスクつけて貰ったら一気に呼吸が楽になってうわあ~って。わたしこんなに苦しかったんだ~って気づいた。徐々に酸素濃度低くなっていってたからあんまり気づいてなかったのねー。」と振り返った。
その後、搬送先の病院探しも難航。池上によると、PCR検査を受けていないことなどを理由に受け入れを断られ続けたという。「こんな状態でどうやってPCR検査受けに行くんですか?って話よ」とつぶやいた。
最終的には、知人の医療関係者を通じて病院を紹介してもらい、搬送先が決まったという。
病院では、医療スタッフから体外式膜型人工肺(ECMO=エクモ)に関する言葉が聞こえたため、池上は「エクモ拒否ーー!!」と叫んだという。声を使う仕事である俳優として、声帯への影響を恐れたためで、「エクモで声が出なくなって芝居ができなくなるくらいなら死んだ方がマシーー!」と訴えたことを明かした。
結果的にECMOは使用せず、集中治療室(ICU)で鼻から高流量の酸素を送る治療を受けた。鼻の粘膜が乾燥して痛みを伴うなど、つらい治療だったと振り返る。医師からは「今日が峠です」と告げられたが、翌朝には峠を越えたと説明され、ICUから個室へ移ったという。
しかし、その約1週間後にも再び「今日が峠ですよ」と告げられた。池上は家族を心配させないため「さすがに朝からこんな話、家族に伝えたら1日暗い気持ちになっちゃうし…と思って、言わないことに決めて。その日1日は“ああ、死ぬんだな…”と思いながら過ごした」と振り返り「不思議と誰かに会いたいとか、何がしたいとか、あれしとけば良かったとか、執着が何もなくて…そんな自分を嬉しく思った一日でもありました」とつづった。
その後、朝を迎え、テレビで時代劇「暴れん坊将軍」を見ながら「峠を越えたのかも…」と感じたという。同じ時期に新型コロナに感染した20代の人が亡くなったというニュースを見て、「20の子が亡くなって私は生きてるんだなと申し訳ない気持ちになったのをよく覚えてる…」と当時の心境を明かした。
2026年10月28日 13時32分