◇ワールドシリーズ第5戦 ブルワーズ4―1レイズ(2026年10月28日 セントピーターズバーグ)
ブルワーズは28日(日本時間29日)、敵地でのレイズとのワールドシリーズ第5戦に勝利。対戦成績を4勝1敗とし、球団創設57年で悲願となる初の世界一に輝いた。MVPにはウィリアム・コントレラス捕手(28)が選ばれた。
コントレラスは5試合で21打数8安打、打率・381、4打点の好成績を残し、マスクをかぶってもABSチャレンジで13回中、10回成功と選球眼の高さを発揮して投手を支えた。
24歳のエース、ミジオロウスキーを筆頭にウリベ、アシュビーと投手陣は若い選手が多い中、正捕手として引っ張り「昨オフにフレディ(ペラルタ)をトレードした時点で、若い投手陣になることは分かっていた。それを自分の使命と捉えて、彼らが私を心から信頼できるように、私が彼らのために全力を尽くすということを理解させる責任があると感じていた」と投手のために身を粉にして働くことが、信頼につながり関係を築くことができると信じたと振り返り「大きな仕事になるとは思っていたが、彼ら自身を称賛すべき」と投手陣の奮闘を称えた。
また、救援左腕のアシュビーが今ポストシーズン(PS)17回2/3を無失点で、リリーフ投手としてのPS最長無失点イニング記録を樹立。「驚異的。アシュビーは歴史をつくった」と大絶賛し「ブルペンにいる連中全員が私の兄弟。アシュビーについて特に特別なのは、彼は1イニング投げても『次も行かせてくれ』『その次もだ』と、投げ続けたい、勝ちたいという強い意志を持っていること」と貪欲さを称賛した。
ワールドシリーズではABSチャレンジを13回中、10回も成功させるなど、選球眼の高さも発揮。なぜ上手いのか尋ねられると「分からないよ。魔法ではない」と笑い「シーズンを通して毎日プレーしている経験の賜物だと思う」とコントレラス。「メディアが言うような数字(統計)は気にしていない。私はただ、ABSのゾーンを知ろうとしているだけ。時にはボールと判定されても、『これは絶対(ストライク)だ』と確信できる時があって、使えるチャレンジがあるのだから、もし失敗しても構わないという気持ちでやっている」と持論を口にした。
そして、打撃成績、ABSチャレンジ、リーダーシップなど、世界一に輝き、何に誇りを持っているかという問いには「全てを誇りに思っている。打撃、ABS、ブロッキング、送球、すべて」ときっぱり。続けて「リーグの他の捕手たちを怒らせたくはない。彼らを侮辱することだけはしたくない」と前置きした上で「だけど、今日、世界の頂点に立ってここに座っている今、私は自分が『リーグ最高の捕手」だと感じている。繰り返しけど、これは彼らへの不敬ではない。でも今日この日、私は自分が『世界最高の捕手』だという自負を持っている」と自分自身に胸を張った。
2026年10月29日 13時58分