今季限りで現役を引退した元阪神・岩貞祐太氏(35)が30日、兵庫県西宮市の球団事務所で、独立リーグの日本海リーグ・石川の監督就任会見に臨んだ。
岩貞氏は「引退してすぐで、今後も野球に携わるような仕事がしたいと思っている時に監督というお話をいただきました。ものすごく責任のある立場になる。ずっと野球しかやってきませんでしたし、野球に恩返しもありますし、野球選手を終えて一社会人になる。そこも勉強として、監督として、社会人として、やっていきたいと思っております」と抱負を語った。
理想の指導者像としては「押しつけすぎない。そこは現役の間に感じていたことでもあったので。一から勉強して、その中で自分が経験してきたことを今後の選手たちに伝えていければと思っています」と、選手とのコミュニケーション重視を掲げた。
石川は、24年の能登半島地震の被災地。くしくも自身の故郷・熊本も16年、そして今年と地震で被災した。17年から復興支援活動にも尽力してきた岩貞氏は「熊本と通じる部分がありますし、そういった(被災した)方々で野球が見たい、野球を応援したいと方が一人でも増えるような取り組みがしたい」とも話した。
会見に同席した受け入れ先の石川・端保聡球団社長は「一回りも二回りも大きくなってタイガースに戻ってもらうことが私の目標でもありますし、球団の目標でもある。選手と年齢が近いということは、指導者としてやっていく上では試行錯誤になると思います。監督は、いい経験になると思います」と期待した。
岩貞氏は、横浜商大から13年ドラフト1位で阪神入団。16年には先発ローテーションの一角として10勝を挙げるとともに、中継ぎ転向後の23年には50試合に登板して24ホールドをマークし、球団38年ぶりの日本一にも貢献した。現役通算305試合43勝44敗60ホールド、防御率3・56。入団13年目の今季限りで現役を引退した。
2026年10月30日 15時00分