ドジャースのマーク・ウォルター・オーナー(66)が、今後10年以上にわたり球界のトップを争い続けるという長期構想を明らかにした。米紙「カリフォルニア・ポスト」電子版が30日(日本時間31日)、独占インタビューを報じた。
ドジャースは今季、ワールドシリーズ3連覇を目指したが、ナ・リーグ優勝決定シリーズでブルワーズに4連敗。メジャーで最も平均年齢の高いロースターの若返りが課題となっている。さらに12月1日の労使協定失効後にはロックアウトが予想され、サラリーキャップ導入をめぐる交渉次第では、球団の巨額投資に制限がかかる可能性もある。
それでもウォルター氏は「どのような競争条件になっても、我々はエリート球団の一つであり続ける」と自信を示した。サラリーキャップ導入への賛否は明言しなかったが、球団への財政的支援は「これまでと同じように続ける」と強調。「来季だけでなく、今後10年間、さらにその先の何十年間も勝ち続けたい」と語った。
一方、球団は若手育成にも力を注ぐ。ウォルター氏はアンディ・パヘス、ダルトン・ラッシング、ホスエ・デパウラらの成長を評価。「重要なのはお金を使うことだけではない。ファーム組織と選手育成は極めて重要だ」と説明した。
同席したアンドリュー・フリードマン編成本部長も、巨額投資によるドラフト指名権や契約金の制限を受けながら、ファーム組織が球界トップクラスの評価を得ていることを強調。「現在の制度は我々のファームが下位3球団になるように設計されている。それでも上位2球団に入っている」と組織力を誇った。
今後は大谷翔平、ムーキー・ベッツ、ウィル・スミスら長期契約を結ぶ主力選手の高齢化に対応しながら、若手を融合させる必要がある。フリードマン氏は、その難しさを「科学というより、はるかに芸術に近い」と表現した。ウォルター氏は球団売却の憶測も否定し、「何があってもオーナーであり続ける」と明言。最後に「我々はこれから10年以上勝ち続ける。毎年優勝できるわけではないが、毎年それを目指す」と力強く宣言した。
2026年10月31日 08時25分