◇関東大学ラグビー対抗戦Aグループ 帝京大15―13早大(2026年11月1日 東京・秩父宮ラグビー場)
帝京大が、ロスタイムの後半47分、SO上田倭楓(2年)の逆転サヨナラPGで5戦全勝とした。12―13の1点差で迎えた3分のロスタイムに、早大陣中央40メートルのスクラムでコラプシングの反則を獲得。長いPGを決めて15―13と逆転し、接戦の好ゲームを決着させた。
相馬朋和監督は「80分間、切れることのない、ラグビーらしいゲームだった」と両チームを称えた。前半31分にナンバー8カイサ・ダウナカマカマ(4年)のトライで先制。自陣で守る時間が長かったが、早大の攻撃をPG1本に抑えて、7―3で折り返した。
ただ、持ち味でもあるスクラムは、両チームともに反則が多く、PR出身の相馬監督は「お互い、組みたい(スクラムの)形が違うので、反則になってしまう」と振り返る。PR森山飛翔主将(4年)も「スクラムが不安定だと、試合も不安定になってしまう。どんな相手でもしっかり組み合って、誰が見ても圧倒できるスクラムを組まないと」と反省した。
反則を奪った最後のスクラムは「ペナルティーが取れれば勝機と分かっていた。みんなの支えで押し切れた」と森山主将。両チームがセットプレー、ディフェンスで好プレーを見せた接戦を「ヒリヒリする試合。楽しかった。あんなゲームはなかなかないし、すごくいい試合ができた」と振り返った。
春は1点差、夏は2点差勝利と、接戦をしてきた今季の早大戦。次戦は、この日に単独首位に立った明大との全勝対決(22日・秩父宮)を迎える。相馬監督は「まだ11月。成長できるように過ごしていきたい」と話し、森山主将も「(期間が)空くので、しっかりチームをつくりたい」と先を見据えた。
▼早大・大田尾竜彦監督 残り1分のところで、やってはいけないこと(反則)をやってしまった。ただ、体を張ってくれたFWは誇りに思う。バックスはコンディション(FB矢崎由高、WTB田中健想らがケガ)で苦しんでいる。この悔しい敗戦を次につなげられるかだと思う。
▼早大HO清水健伸主将(4年) (会見でも涙が止まらず)ただただ、悔しい。それだけです。スクラムは人それぞれ違うので、かみ合わない部分があった。(最後のスクラムは)何が起こったか、分からなかった。力不足だった。
2026年11月01日 19時57分