DeNA・戸柱恭孝捕手(36)が8日、保有する国内FA権の行使を表明した。申請書類を提出するために横須賀市の球団施設を訪れ「簡単な決断ではなかったですし、時間がかった。横浜に対する思いは一番強いなと自分でも思っています。今日話せることは、FAの書類を球団の方に提出しましたということだけです。これからいろいろ考えていきたい」と明かした。
24年から4年契約を結び、今季が3年目だった。契約年数の見直しや破棄ができるオプトアウトの条項が組み込まれており、熟考の末この権利を使ってFA宣言するという結論に至ったとみられる。
残留の可能性についても「それもこれからしっかり話していきたいなっていう思いがある」とコメント。相川監督と連絡を取ったかと問われると「電話はさせてもらいました」と明かした。
鹿屋中央(鹿児島)から駒大を経て、NTT西日本から15年ドラフト4位でDeNAに入団した。経験に裏打ちされたリードには定評があり、投手陣の信頼は厚い。さらに、勝負強い打撃も魅力。11年目の今季は42試合で打率・216厘、1本塁打、8打点の成績を残した。ポジションに関係なく日常的に後輩選手に寄り添いながらアドバイスを送るなど、プレー以外の部分でも献身的にチームを支えてきた。
球団はチームに不可欠なベテラン捕手の流出を阻止するべく、残留交渉を続けてきた。戸柱はチームへの愛着や感謝の思いがある一方、他球団の評価を聞いてみたいという思いからFA権の行使を決断。今季の年俸7500万円(推定)は獲得に補償が不要なCランクとみられ、捕手強化を狙う他球団が獲得に乗り出す可能性がある。
2026年11月08日 11時02分