元日本代表監督で鹿島のクラブアドバイザーを務めるジーコ氏(73)が19日、鹿嶋市内のクラブハウスで取材に応じた。
チームは先月リーグ3連敗を喫したが、ジーコ氏が来日した5日以降は公式戦3戦3勝と現在は6位に位置。アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)も連勝中と上昇気流に乗る。同氏は「新加入の選手にクラブの歴史を分かった上で何が求められるのか、どのようなクラブか哲学を植え付けるのが大事。連戦を戦う上で伝えられる経験やどういう戦いをするか。準備の重要性を伝えるために来日したと思っている」とサポートを強調し「鬼木監督がアジアを獲れるように一丸となるべきだ」と12月中旬まで連戦が控えるチームにエールを送った。
02年から06年まで指揮を執った日本代表についても言及。日本代表は11月にシンガポール遠征を行い、14日の初戦ではブラジル代表と激突する。今夏のW杯北中米大会では、FW塩貝健人(21=ウォルフスブルク)が決勝トーナメント1回戦のブラジル戦前に「昔は強かったというイメージ」など発言。同コメントが誤解を招き、ブラジル国内で炎上した。
「気に入っているよ」と笑みを浮かべた同氏は「あの発言はメディアがたきつけたもの。昔のブラジルとは時代もやっているサッカーも違う。ロナウドやリバウド、ロナウジーニョも今はいない。優勝したときと比べるともちろん全てが違う」とした上で「(ブラジル代表の)結果には影響しているものではないし、相手をさげすむような発言ではなかった」と若手ストライカーを擁護し、発言に理解を示した。
また森保一監督の後任に内定しているU―21日本代表の大岩剛監督には「今の日本代表はいろんな国からリスペクトされている。その中で森保監督が積み上げたものを引き継いで整備することが大事」と“後輩”に期待。「十分準備ができていると思う。大事なのは力になってくれる選手を招集すること。いろんな意見を聞きながらやってほしい」と金言を授けていた。
2026年10月19日 14時49分