スポーツ仲裁裁判所(CAS)は23日、陸上の21年東京五輪男子20キロ競歩銀メダリストの池田向希(28=旭化成)にドーピング違反があったとして科されていた4年間の資格停止処分を取り消すと発表した。不服申し立てが全面的に認められた池田は競技活動復帰が可能となり、28年ロサンゼルス五輪出場へ道が開けた。
22年オレゴン世界選手権でも同種目で銀メダルを獲得した池田は、23年に受けた血液検査で生体パスポートの数値により血液ドーピングの疑いがあるとして、世界陸連の独立監視部門「インテグリティー・ユニット(AIU)」から暫定的な資格停止処分を受けた。池田はドーピングを否定し、処分の取り消しを求めたが、AIUは25年2月に4年間の資格停止処分を発表。池田は23年6月20日以降の記録や成績を抹消された。
池田は不服申し立てを行っていたが、CASは双方から提出された陳述書や専門家の意見、証拠を評価した上で「池田向希氏の不服申し立てを認め、アンチ・ドーピング規則違反を犯していないとの裁定を下した」と発表した。数値は確かに異常としながらも、池田側が提示した異常値を説明する複数の要因は「妥当」で、ドーピング違反にあたらないと判断したという。
池田はタレントみちょぱ(池田美優)のはとことしても知られている。
2026年10月23日 19時50分