シンガー・ソングライターの佐野元春(70)が23日、公式Facebookを更新。今月17日に死去した作家の村上龍さん(享年74)を追悼した。
佐野と村上さんはラジオや雑誌の対談企画などで共演。佐野は「4歳上の兄のような存在だった。渋谷陽一氏とほぼ同世代だ。村上龍の小説には、個人の痛みを都市や国家のあり方へと広げていく、独特の主題があった。そこが自分と重なった。内外の文学に触れるなかで、自分は私小説が苦手だった。村上龍の作品は違った。私小説とは異なる方法で、虚構を築いていた」と故人を追悼した。
また、村上さんの著書「トパーズ」に収録されている短編「サムデイ」内で、佐野の楽曲「SOMEDAY」に言及する場面があり、「自分にとって、安部公房、ポール・オースターと並ぶ刺激的な小説家だった」「小説『トパーズ』では、僕の曲に触れてくれた」とした。
そして「もう直接会うことはできないが、心の中での共鳴は続く。謹んで哀悼の意を表します」と、村上さんを偲んだ。
2026年10月23日 18時28分