◇フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス大会第1日(2026年10月23日 フランス・アンジェ)
女子ショートプログラム(SP)で昨季四大陸選手権女王の青木祐奈(24=日本建物管財)が自己最高の76・31点をマークして首位発進した。ミラノ・コルティナ五輪銅メダルの中井亜美(18=TOKIOインカラミ)は70・66点で3位。24日の男子SPは山本草太(26=中京大)が77・02点で8位、三浦佳生(21=明大)が72・67点で9位だった。
演技を終えた青木に万雷の拍手が注がれた。円熟の域に達した表現力で、自己ベストを4・90点更新。初めて臨んだ欧州開催のGPシリーズで堂々の首位に立った。
「正直、首位発進は驚き。ルッツ―ループの2連続3回転(ジャンプ)は(着氷で)詰まった割に頑張って立つことができた」。得点源となる冒頭のルッツ―ループの連続3回転こそ乱れたが、残り2つのジャンプを鮮やかに成功。後半はアップテンポな曲調の名曲「君の瞳に恋してる」に乗り、柔軟性を生かした美しいスピンと華麗なステップで観客を魅了した。
スピン、ステップは最高難度のレベル4をそろえ、技術点、演技構成点ともにトップ。「最後までとにかく楽しく会場と一体となって滑ることができたので目標は達成した」と大きくうなずいた。
ジュニア時代から注目されたが、1月の四大陸選手権優勝がシニアの国際大会初タイトル。紆余(うよ)曲折を経て氷上に立ち続ける24歳が、今季GP初戦でスポットライトを浴びた。
◇青木 祐奈(あおき・ゆな)2002年(平14)1月10日生まれ、神奈川県出身の24歳。5歳で競技を始め、現在は中庭健介コーチの指導を受ける。昨年の全日本選手権5位。趣味は音楽鑑賞、ダンス。1メートル56。
2026年10月25日 03時53分