明治安田J2リーグ第13節が25日に行われ、新潟は首位の仙台に2―1で逆転勝ちし、今季ホームでの無傷の連勝を7に伸ばした。前半34分に先制されたが、同41分にMFシマブク・カズヨシ(27)の9戦ぶりのゴールで同点とすると、後半10分にDF関口正大(28)の加入後初ゴールで逆転。順位は2位のままだが、勝ち点差を1に縮めた。次節は31日にホームで富山と対戦する。
幼少期から通っていたデンカビッグスワンスタジアムでの初ゴールは、11戦無敗だった相手に土をつける決勝点となった。カウンターからゴールネットを揺らした関口は胸のエンブレムを手で叩き、ゴール裏のサポーターの前で喜びを爆発。「ここで、この大事な試合で決められたのは自分を褒めたい」と誇った。
前半34分に先制されたが、同41分に同点として折り返し、反撃ムードで後半に入った。迎えた10分、相手CKをカットした関口から逆襲は始まった。こぼれ球を若月が拾って持ち上がると、猛然と敵陣へダッシュ。折り返しを左足で合わせ、相手DFに当てながら押し込んだ。「僕の前でカズ(シマブク)が(DFを)つってくれて、足には(ボールがうまく)当たっていないが、ホームの力というか気持ちで入った」と強調した。
新潟市出身の28歳。小さい頃から観戦に訪れた「特別なクラブ」に、長崎から9月中旬に加入した。当初は家族と離れて1人で暮らしたが、改めて今回の移籍やチームでの役割など「心を整理する期間として、いい1カ月間」を過ごしたという。その中で恩返しの思いも強めた。「ずっと見てもらっていたのはうれしかった」と、法大時代から気にかけてくれていた寺川能人強化本部長の期待に応えることも、士気を高める一つとなっている。
2万585人が詰めかけた一戦で首位撃破の立役者となり「結果で示したいと思っていた」とうなずく。これでホームは無傷の7連勝。相手からすればまさに難攻不落で「僕らの力ではない。僕のシュートもホームじゃなければ入っていない」とサポーターに感謝する。
そのホームで次は3位の富山を迎える。「まだ何も成し遂げていない。地に足を着けて、次に向かう」。チームをJ1に昇格させる覚悟を持って加入した背番号30が、その道を切り開いていく。(西巻 賢介)
○…前半41分に貴重な同点ゴールを決めたシマブクは積極的な姿勢が実った。カウンターから左サイドをドリブルで駆け上がり、左足でニアを狙ってシュート。「振り抜いたら(DFに)ちょっと当たってコースが変わった。シュートを打つことでゴールが生まれた」と振り返った。後半の関口の決勝点にも間接的に絡み「カウンターが質高くできた。次も続けたい」と自信を深めていた。
2026年10月26日 04時00分