ハロー!プロジェクトの「つばきファクトリー」の秋山眞緒(24)が26日、東京・北の丸の日本武道館で卒業公演を開いた。メンバーカラーの赤と大好きな花に彩られた迎えた有終の美。とびっきりの笑顔でハロプロで11年、つばきで10年のアイドル人生に幕を下ろした。
「みんなと出会い、同じ時代を生きて、同じ夢を追いかけられたこと。つばきファクトリーという場所で、こんなにもたくさんの愛を知れたこと。そのすべてが、私の人生に刻まれた、色あせることのない大切な一章です」
「花音―はなおと―」という公演タイトルにも用いた大好きな花を模した、メンバーカラーの赤のドレス。「最後に一輪の花として咲き誇るように」という意味が込められた一着だ。それに呼応するように会場には7500人のファンが作り出した“赤いペンライトの花”が咲き誇った。その景色に心が奪われ、涙を我慢するように準備してきた手紙を読む速度が早くなる。それでも丁寧に感謝の思いを伝えた。「未来の自分に限界をつくらず、心に正直に、まだ見ぬ世界で私らしい花を咲かせていきたいです」と今後への誓いも残した。
そんな節目の公演はソロでのダンスパフォーマンスから幕開け。幼少期から多種多様なジャンルを習い、グループ屈指のダンス力の持ち主。その力を節目の公演で存分に発揮するように、なめらかな手足の動きと見ている方の体まで動いてしまうような緩急のある踊りで魅了した。
ソロ歌唱曲には歌詞に強くひかれたという21年発表の「足りないもの埋めていく旅」を選んだ。「以前から歌唱することを決め、卒業の節目に必ず歌いたかった」という思いのこもった歌だ。ステージから伸びる花道の真ん中でしっかりと歌いあげた。
「皆さんの心の片隅にも、秋山眞緒という花が咲き続けますよ~に。私を見つけ、愛し、育ててくれたすべての皆さま。本当に、本当にありがとうございました」。つばきファクトリーとして過ごした3726日目。「秋山眞緒」という花は鮮やかなに咲いていた。
2026年10月26日 21時45分